冷えから来る首痛

　ここ数日、朝晩は冷えますね。そのせいか朝起きたら首が回らない、いわゆる「寝違え」で来院される方が多くいます。

　毎年、残暑で９月中頃まで暑い日が続くのに、今年は残暑らしい残暑もなく、ちょっと早く秋が来たようです。

　「寝違え」で来院される方達は、夏掛けの布団を使用していたり、薄着で寝ていたりする人ばかりです。また、以前にも書きましたが、入浴でなくシャワーだけで済ませる人も体が冷えます。

　首の細いところは血管が表面にあるため冷えやすいです。冷えた血液は全身を廻り、体全体が冷えます。また、冷えると自律神経の多く集まる首は緊張し、血流がさらに悪化し、筋肉の硬直が起きます。寝るときには温かくしてお休みください。

　もし、朝起きて、首を寝違えたかなと思ったら以下のことをしてみてください。

　１、仰向けに寝て「金魚体操」をします。背骨は頚椎７個、胸椎１２個、腰椎５個がチェーンのようになっています。首は胴体に繋がっています。胴体全体を弛めると首も弛みます。

　２、時間があれば、入浴してしっかり首まで浸かり、全身を温めてください。

　３、座った姿勢で肩を挙げて、軽く首を痛くない方に動かしてください。

　無理に動かしたり、ストレッチすると逆効果になりますのでご注意ください。

　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院