手当て

　暑くなったり寒くなったり最近は変な天気ですね。そのせいか風邪をひいたり、体調を崩したりして来院される人が多いです。

　均整術の特徴は運動系の刺激にあります。しかし、今の時期、天候不順や夏の疲れなどが原因の自律神経系の不調には、運動系の刺激よりも「手当て」による刺激の方が、効果があります。

　昔から人間は患部（痛いところ）に自然と手がいきます。これは患部を確認しようとすることと手をかざすことで自然治癒力をＵＰさせようとしているのだと思います。

　古くはレイキや気功（患部を触らない気功もある）というものがあり、昔から使われていたものです。それらは難しいことではありません。

　例えば、子供が怪我をしたとき母親は患部に意識を集中しますよね。この集中するということが大事なことだと思います。また、子供の場合、母親に心配されている、大事に思われているということで安心感も生まれ、それが更に自然治癒力をＵＰさせることに繋がります。

　子供でなく大人でも同じようなことが当てはまります。家族に「手当て」してもらえるだけで改善する症状も多くあります。そして自分自身にも使えます。

　夏の疲れが胃腸に来ている人は鳩尾（みぞおち）の少し下に、風邪で咳が出る場合は鎖骨の下、寒気がする場合には首の後ろに手を当ててください。

　人によって場所が多少異なる場合があります。どこが良いかは意識を集中し、自分の体に聞いてみてください。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院