打撲による歪み

　３週間ほど前に自転車で転んで右腰を打撲した男性が暫くしてから反対側の左腰が痛くなったと先日来院されました。

　打撲したのは右側なのに何故か左腰が痛くなったので本人は不思議がっていましたが、強い衝撃を受けると直接当たった場所以外のところに痛みが残るような場合があります。自転車で転んで右腰を打撲した男性も恐らく衝撃が強く「達磨落とし」のような形になったと思われます。骨盤が左に捻じれて歪みがありました。

　施術前にある動作をしてもらい、その感覚を覚えておいてもらい、施術後に同じ動作をしてもらい改善したことを確認してもらいました。まだ、少し違和感があるようでしたが、だいぶ改善したので暫く様子をみてもらうことにしました。

　道で滑って尻餅をつき尾骨を強く打つと場合によっては首や頭が痛くなったり、車の追突事故の場合、当てられた方向と逆側が痛くなったりすることはよくあることです。

　また、武術の世界でも右肩を叩かれたのに左肩に痣ができたり、ラグビーのスクラムのような形で前方から打たれると前方の人は衝撃を感じないけれど後ろの人が吹っ飛んだりするようなこともあります。そういう例を多く経験しているので私は普通に感じますが、一般には普通ではあり得ないことかも知れません。

　打撲でも、ちょっと普通と違うと感じたら均整院等に行かれるとよいかもしれません。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院