間欠跛行（かんけつはこう）

　坐骨神経痛が酷く、駅から自宅までも休み休み歩かないといけないほど辛いという４０代の女性が来院されました。いわゆる間欠跛行（かんけつはこう）というものです。

　間欠跛行（かんけつはこう）というのは、歩いていると脚が痺れたり痛くなったりして歩けなくなるが、少し休むと脚の痺れや痛みが無くなり、再び歩けるようになることです。

　施術後は、だいぶ楽になり、軽い足取りで休まずに帰宅できるそうですが、数日で元に戻ってしまうようです。普段の生活をお聞きすると、帰宅して疲れてソファで寝たり、腰に悪い姿勢が多かったりと、普段の生活に問題がありそうです。それでは施術しても焼け石に水です。

　そこで、少しずつ生活を改善していってもらいました。そして、その方に合った運動を指導したところ、劇的に改善しました。運動指導は一人一人に合ったものでないと効果がないので難しいのですが、その方の場合、しゃがむ、いわゆるヤンキー座りが良かったようです。

　坐骨神経は腰から足先まである長い神経です。その神経が臀部の筋肉で圧迫されたのが主な原因だったようです。その他、骨盤や腰椎にも問題がありますが、しゃがんで下っ腹で息をするように腹圧をかけることで、骨盤内のインナーマッスルや臀部の筋肉の緊張も解けるようです。

　施術も重要ですが、普段の生活や姿勢、食事、運動、等も重要です。全部で私たちの身体は成り立っているのですから。

　　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院