イチローの真似をして

　身体が硬く運動不足のため、腰痛や肩凝り等の不定愁訴を訴えて来院される方が多くいます。その方達の大半は自分で運動不足を感じていて「何か運動をしなければ・・・」と考えているようです。

　確かに運動することは良いことですし、お薦めしますが、今までヨガや健康に良いといわれるスポーツ等で、逆に体を壊してしまう人を多く観ています。

　無理な運動は逆効果です。　では、どういった運動が良いでしょうか？

　ご自分の身体の声を聴き、身体の硬い処を動かす運動が良いと思います。人の骨は２００ちょっとあります。そのほとんどは筋肉が付いています。いわゆる随意筋といって自分の意思で動かせる筋肉です。その数は５００以上あります。その筋肉を満遍なく動かすことが理想です。

　しかし、ただ動かせば良いというものではありません。硬い動きで無理に動かすと余計に緊張し硬くなります。

　イチロー選手のように体の力を抜き、身体全体をゆらゆらブラブラさせる運動をお薦めします。その中で特に硬い箇所がありましたら、そこを自分の力で弛めることです。

　当院では、よくイチロー選手がバッターボックスに入る前の動きや守備についているときの動きを真似るよう薦めています。ゆっくりと始終身体を弛めるとイチロー選手のような身体を獲得できるかもしれません。

　　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院