何を食べたらいいですか？

　あるある大辞典の番組の内容でいくつか事実と異なるデータを放送し、問題となっているようです。時々来院する方が、納豆を買い込んで毎日食べていたのに騙されたと怒っていました。

　テレビの影響力というのは凄く、一時、納豆がスーパーから無くなったりしたそうですね。

　あるある大辞典に限らず、ある食材が体にいいとテレビで取り上げられると翌日、その食材の売れ行きが凄いみたいですが、私たち人間の体は一種類の食材から成り立っているわけではありません。

　テレビではどうしても視聴者にインパクトを与えるために、いい所だけにスポットを当ててしまいやすくなります。今回は少し度を越していたようです。

　時々、「何を食べたらいいですか？」と聞かれますが、我々日本人には、和食が一番ではないかと答えています。旬のもの、新鮮なものをよく噛んで味わえばいいと思います。

　戦後、日本はアメリカに追いつけとばかりに、肉をはじめとするタンパク質を摂りすぎ、体型や病気までアメリカ型になってしまったようです。

　今、アメリカでは日本食がブームなようです。ヘルシーなのが受けているのでしょう。

　腹六文目にして、テレビ等の食材情報は参考程度にして、私たち日本人は昔ながらの和食を中心にすることが一番だと思います。