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豊かになりたい、幸せになりたい、
漠然と思う気持ちは誰でも持っているものかもしれない。
8月、9月の忙しさから解放されてようやく
私にとっての幸せ基準を改めて確認するような日々でした。
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写真はとある日の夜、南青山のレストランで。
久しぶりに会う先輩と、色々な話をしつつワインを飲みながらの食事。
窓辺から手を振る彼女の美しい佇まいにはっとしました。近くで見ると秋らしいプラム色の口紅。
共通点は感覚がアーティストならではの発想から来ること。
恋するときも、日常も一コマ一コマを映画のような視点で見て感じてる。
その映画の主役を美しく演じきりたいから、私たちはTPOに合わせて装うし、言葉も態度も選ぶ。
いつも客観視してるもう1人の自分がいる。
審美眼の厳しいもう1人の私。
夜も更けて「渋谷まで気持ち良いから歩くね」と消えていった後ろ姿も美しく。
私も先輩もいわゆる、裕福で楽な生活をしている訳ではない。
ただ、強烈な美意識で生きているから、格好悪いところを人に見せない。
私は彼女が若いときから上京して、苦労しているのを知っているし幾つかのピンチを1人で潜り抜けてきたのも知っている。
今の時点だって、人によってはポッキリ折れる人もいるだろうという苦境の中。
美しく、清々しかった。
私もこういう風に強く美しく歳を重ねていきたいな、と思う。
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昨日の一コマ。
気楽なスペインバルでカジュアルに友人と飲みながら。。
私にとって1番大切なのは、自由。
それから、周りにいる家族や友人たち。
絵を描いて、経験してきた事を人に伝えていくこと。
これはライフワークとして続けていくこと。
この3つの柱をしっかり意識していると、人を妬んだりひがんだり、落ち込んだりしない。
だってこれ以外は私の考えなくて良いことだから。
あれもこれもと欲張らず、自分が心から欲することにだけ集中すればいい。
これ、出来る人なかなか少ないけどね。