今年も川崎市の黒川里山アートプロジェクト・緑と道の美術展in黒川2021の季節が来た。
多摩丘陵の里山風景が保全される川崎市西部に位置する黒川地区を会場に繰り広げられる展覧会。
小田急多摩線・はるひ野駅~黒川駅の間を、里山の小路を散策しながらそこかしこに置かれた作品をめぐる。
今回で6回目。
会期は11月1日~11月30日。
起点は黒川駅でもはるひ野駅でもいいのだけど、私は毎年なんとなくはるひ野駅からスタート。
はるひ野駅で降りてまずは駅のトイレをお借りする。
この展覧会の唯一で一番困ることは、会場にトイレがないこと。
トイレは、はるひ野駅とセレサモスと黒川駅と南黒川第1公園。
ま。
はるひ野駅前。
「耳に残るあの歌」:豊田晴彦:小松石。
きっと美しい歌。
かつての里山は今は都心のベットタウン。
その住宅地を囲むように残る里山へと向かう。
「繋がるエネルギー-ミュンヘン、サンフランシスコ、ベルリン、モルヴァン、そしてカワサキから-」:やまんば:森でみつけたもの・大気・天水・光・樹木・草・竹・布・陶・ガラスなど。
「やまんば」は、世界の在り方の思いを同じくしている国内外の女性アーティスト集団。メンバーは8人。
Kin Anno。Brigitte C.Reichl。Gisela Oberbeck。礒益子。奥野美果。衛守和佳子。三木祥子。長谷川千賀子。
木々に様々な作品がたおやかに揺れる。
山の女神の機織り。
土曜日にはワークショップが開かれているようだ。
葉っぱとか蔓とか森にある色んなものでタペストリーを織り上げるのかな。
小路を行く。
なんかぶる下がっている。
豚にしか見えないんだけど・・・
「FLYING-X」:佐々木友二郎:金属。
豚だ。
豚が飛ぶ。
ふと、はれときどきぶたを思い出したりなんかした。
「天標」:田中俊之:ガラス。
天と地の道標という。
今年の冬はラニーニャらしいけど、ほんとかな。
真っ白な富士山の頭が見えた。