目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「PROMISE プロミス」 キワモノと思いきや

2006年02月23日 | 映画タイトル は行
笑える映画・・・との評判をキャッチして 観てまいりました!
え、でも「さらば、わが愛 覇王別姫」のチェン・カイコー監督だよね??

出演者が豪華!チャン・ドンゴン、真田広之、セシリア・チャン、ニコラス・ツェー
という、アジアのスター競演。
鮮やかな色彩のスケールの大きい美しい映像が期待できそう!

・・・で やっぱり笑えました。
だってー!!チャン・ドンゴンが、レゲエなルックスの奴隷・昆崙で、
足がめちゃくちゃ速い!!ものすごいの!漫画やん!(笑)
冒頭から、迫り来る猛牛の群に混じって走る走る!笑うシーンですか、これ。

その足の速さに目をつけられ、伝説の華鎧をまとった無敵の大将軍・光明
(真田広之)に仕えることに。
この将軍、自信満々の尊大なヤツ。
で、王様がピンチ!っていうんで、救出に行くんですが、
そこには 絶世の美女 傾城(セシリア・チャン)がいる。

彼女、子供の時に神様が現れ、”一生、何不自由ない生活と、
世界中の男の寵愛を与えよう。でも、真の愛を得ることはできない。”
 
と勝手に運命決められちゃいます。

そんな 傾城を手に入れようと迫る、北の公爵・無歓(ニコラス・ツェー)。
彼がステキなんだわー!ナル入ってて、クールで妖しい。
ミッチーか武田真治か、って感じです。

で、彼の手下である刺客・鬼狼は、なにやら傷跡のある顔をベールで隠し、
黒衣に身を包んだ不気味なヤツ。
・・・はい、私、この人がとっても気になります!!
(でた!また脇役に目が行ってるよ・・・)

演じるのは、どこかで見た人だと思ったら、「山の郵便配達」
「小さな中国のお針子」
のリウ・イエ。

話を元に戻しましょう。

そんな人たちが、飛んだり跳ねたりくるくる回ったり 派手なアクションを
繰り広げます。
このへんは「グリーン・デスティニー」「HERO」「LOVERS」で
見飽きた感ありですが、あまりにも漫画チック
ツッコミどころ満載。映像はとても美しくて 絵画的。
(鳥かごに入れられ、白い羽のついた衣装を着せられた傾城の美しさ!)

”美女で凧揚げ”も、今日のサブタイトル候補でした。
ニコラス・ツェーの持ってる”指差し棒”もいい味だしてます。
(”グッジョブ”バージョンまで必要なのか?(笑))

しかし薄ら笑いながら見ているうちに、後半切ないモードに突入。

ドンゴンさんの 悲しげで目ぢからに満ちた目がとっても良い。
真っ直ぐに無垢な心のまま突っ走る純粋な昆崙。

真田広之さんも、戦う鎧姿もさることながら、恋におちてメロメロの
エロオヤジなところもよかったです。
名声と権力はあっても、初めて手にした愛の歓び。
そして、傾城も、これが真実の愛だと思った・・・。

冷酷で人間離れしたような無歓も、悲しい過去を持ち、
鬼狼さんの黒衣の訳も明らかになる。ううっ そりゃつらいよね、
可哀想に・・・(涙)

こんなにも愛は皮肉で、なんと得がたいものなのだろう。
キワモノ映画と思ってナメて観てたのに、最後には泣かされちゃったよー。
十分に楽しめる映画でした。
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18 コメント

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同感!(笑) (choro)
2006-02-23 07:57:29
だよね!そうなのよ~前半のあのアニメチックさは笑えますよね。

でも美形がいっぱい出てくるし、観終わると「お~なかなかよかったわ~」と結構満足している自分がいたりして・・・

ラストはせつなかったですね~私もウルウルでした。

TBありがとうね~



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Unknown (Notorious♪)
2006-02-23 10:00:12
こんにちは♪



チャン・ドンゴンの快足っぷりに思い

っきり腰砕けちゃいましたよ~。

あの指差し確認棒のGood Job!

ヴァージョンは絶対に必要です ^^
返信する
笑えて泣ける映画なんだ? (hiyoko)
2006-02-23 11:07:38
そうなんだー。

これねえ何故かやたらひよパパが何度も

「面白いんかなーどうかなー」ときいてきたので

「面白いわけ無いじゃん?メンバー見てもさ!」とか

言い切っちゃった私はダメだったのね!(笑)



チャンドンゴンって何か苦手ー。ハンサムすぎて。

観てると居心地の悪いハンサム具合。

なので「オーリーとかぶるー」と私が言うと

「どっちも後ろ髪長いだけとちゃうん!」と

突っ込まれました・・・
返信する
TBありがとうございました。 (sabunori)
2006-02-23 14:01:41
kinoさん、どもです~。

ついに観てしまったのですね。(笑)

監督の意図に戸惑いつつ、観終わってみると結構嫌いじゃない自分を発見してしまいました。

kinoさんに賛成!やっぱり見所は鬼狼のリウ・イエですよね。

彼の持つ人間の弱さ、心の葛藤、そして自分なりの決着のつけ方・・・彼の最期のシーンとセリフは涙なしには観られませんよね。
返信する
笑える映画・・・との評判をキャッチして  (こっちゃん)
2006-02-23 16:26:40
って、どんな情報をキャッチしとんじゃ!

まったく~kinoさんだな~



しかもあの刺客に目が行くのはあり得ない!あり得ない!(笑)

無理矢理脇役に持って行くもんなぁ





笑っちゃうわ!



でも言わんとしてる事は結構切ないんだよね~コレ

「本当の愛はそう容易く手には入らない」というコトを

形を変えて伝えたかったのかな~とも思いましたよ



ただし、チャン・ドンゴンの疾走シーンは笑うトコで正解です!
返信する
やっと見てきました。 (かるたす)
2006-02-24 19:51:16
大好きなドンゴンssiの「PROMISE」公開2週間にしてやっと見てきました。

いやいや本当に笑えちゃいました!あれってコメディ入ってますよね?でも笑っていいかどうか迷う(笑)

クンルンは牛より速いし、光明の仮面は何度上げてもズリ落ちてきちゃうし、戦いより花鎧に寄って来る蜂を追い払うのに一生懸命だし・・・グッジョブが出た時は「えーっ」と声をもらしそうになりました(笑)
返信する
Unknown (みーは)
2006-02-24 20:31:00
書き忘れましたがTBさせていただきまーす。
返信する
イイよね! (kino)
2006-02-27 08:04:32
>Choroさん

そうなんですよー。今思い返しても、けっこう

面白かったなぁなんて思ってて・・・

確かにみんな美しかったし、目の保養になりました。



>Notorious♪さん

わはは Good Job!バージョン、必要ですか(笑)

他にもないか観てたんですが、あの2種類しか

確認できませんでした。



>ひよこさん

うーむ ありえないっ!と初めで引いちゃうとダメかな。

ウチの母はよかった、と言ってました(笑)

ああー チャン・ドンゴン、一生懸命っぽいのに

空回りしちゃう感じかなぁ・・・。



>sabunoriさん

面白かったですよ!!

よかったわ、鬼狼さんを気にいったのが私だけじゃなくて。

泣けますよね・・・(涙)



>こっちゃん

ええー そうかなぁ(笑)鬼狼さん、泣かせますよ。 

↑sabunoriさんがいるからイイもん!

この映画、あなどれません!

肉ジャンプにも笑ったね。



>かるたすさん

ドンゴンシーファンにも受け入れられましたか?!

ほとんどがボサボサ頭に目がらんらん、って

状態でも ステキでしたよ、うん。

あはは あの蜂を追い払ってるシーンは

何の意味があったのかしらー?!



返信する
ニコラス・ツェーに注目! (catpurr)
2006-02-28 15:16:26
Kinoさん、武田真治に激しく反応!ニコラス・ツェーですね。メモメモ・・。で最後は泣けましたか!!私もトレーラーとかTVでのシーンを観て、う~あのチョンドンゴンの走りは、昔のカール君(カール・ルイスの人形)みたいで漫画だなぁ。と絶句しておりましたが、最後はジーンとくるんですね。
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騙されたと思って! (kino)
2006-03-02 02:07:03
>catpurrさん

騙されたと思って見てみてください!

ホントに騙された!と怒られるかも・・・。

ギャグ(?)とシリアスの差が激しくて。

でも、私、好きですわー。



ほかの映画のニコラス・ツェーは知らないんですが、

この映画では キレイで妖しい雰囲気がステキでした。
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