映画化もされた「告白」の湊かなえさんの新刊。
「往復書簡」(湊かなえ 幻冬舎)
タイトルどおり、やりとりされる手紙の文面だけで
構成される物語。
・高校時代の部活仲間の結婚式。
そこでの10年ぶりの再会をきっかけにやりとりされた手紙。
・小学校時代の恩師の頼みで
20年前の出来事を追いかける青年。
・結婚前に遠く離れてしまったカップルが
15年前、中学生時代の事件の真相について語り合う . . . 本文を読む
とある新聞記事で、育児関係の掲示板が大騒ぎでした。
”ホットケーキミックス アルミニウム”で検索すると
出てくると思いますが、
市販のホットケーキミックスから
ホットケーキ1枚分で、幼児の一週間の摂取基準値を
上回るアルミニウムが検出されたとか。
これは、ベーキングパウダーに含まれる
アルミニウムのことらしい。
メーカーによっては、すでにアルミニウムフリーのものを
発売したりしているそうですが。 . . . 本文を読む
先日WOWOWでドラマ化されていた
光市母子殺人事件がテーマの
「なぜ君は絶望と闘えたのか」の著者
門田さんの、日航機墜落事故の本。
「風にそよぐ墓標 父と息子の日航機墜落事故」
(門田隆将 集英社)
今年の8月12日で25年目を迎えた、
日航機墜落事故。
前にも書いたけれど、私はこの事故を
他人事と思えないでいる。
まさにこの日のこの時間頃、
新幹線で東京から大阪に帰ってきたから。
一歩間違 . . . 本文を読む
以前、新選組モノを2作を
(「幕末の青嵐」「地虫鳴く」)読んで
その文体や雰囲気が好きだった木内昇さん。
最新作の「漂砂のうたう」の書評をよく目にするので
そちらを図書館にリクエストしたついでに
既刊のコチラも読んでみました。
「茗荷谷の猫」(木内昇 平凡社)
幕末から昭和初期の東京を舞台に描かれる短編集。
巣鴨染井、品川、茗荷谷町、市谷仲之町・・・など
地名がつけられた九つの物語は
ひっそ . . . 本文を読む
森見さんといえば「京都のアホ大学生」の物語。
でも、今回は小学生の男の子とお姉さんの話です。
「ペンギン・ハイウェイ」(森見登美彦 角川書店)
郊外の新興住宅地に住む小学4年生のアオヤマ君は、
自称、とっても頭のいい小学生。
日々思索し、さまざまな事柄を研究対象とし、
肌身離さない愛用のノートにメモをとることを
習慣としている。
クラスメートのウチダ君と街を探検して
地図を作ったりしている。
. . . 本文を読む
映画にもなった、小説「プラダを着た悪魔」の
鬼編集長のモデルといわれる
アメリカ版ヴォーグの編集長、アナ・ウィンターを
追ったドキュメンタリー映画。
「ファッションが教えてくれること」
(The September Issue 2009年・米)
原題どおり、ファッション雑誌ヴォーグの
9月号ができるまでの編集長アナの姿と
編集部のどたばたぶりを追う。
アメリカのファッション雑誌にとって、
9月 . . . 本文を読む
百田さんといえば、私の中では
”「探偵!ナイトスクープ」の放送作家さん”
という存在ですが、作家デビューされて以来、
高い評価を受けているというので気になってました。
先日、百田さんの「モンスター」を読んだ感想が
まだなんですが、読み終えたばかりのコチラを先に。
「永遠の0(ゼロ)」(百田尚樹 講談社文庫)
終戦後60年、健太郎という若者が、ライターの姉とともに
特攻隊として死んだ祖父のこと . . . 本文を読む