彼の実家に招かれたら・・・「幸せのポートレート」

台湾に行った時、飛行機の中で見ました。
しかし、飛行時間は２時間半～３時間。
初めて（！）パーソナル・スクリーンのある飛行機だったのに！
きーっ！（しかも、行きは　壊れて写らなかった）

選択肢は
「グッドナイト＆グッドラック」（ま、これは日本公開されるから・・・）
「TWO FOR THE MONEY」（マシュー・マコノヒーとアル・パチーノ）
「PRIME」（ウマ・サーマンとメリル・ストリープのコメディ）
「SHOP GIRL」（原作はスティーブ・マーチンが書いてけっこう売れた小説）
と、何を観るかで15分くらい悩んでしまい・・・。

行きは、スクリーンが写らなくなるまで
「PRIME」を観てました。
ウマ・サーマンが、14歳年下の男性と恋に落ちる・・・
でも、彼は担当セラピスト（メリル・ストリープ）の息子でユダヤ人！
というラブコメ。面白そうでした。

で、帰り観たのが「ファミリー・ストーン」
主演がサラ・ジェシカ・パーカーの、クリスマス向けコメディ。

クリスマスに、初めて彼（ダーモット・マーロニー）の実家にお呼ばれ。
彼の家族は非常に個性的で、皆　辛らつ。
父・母（ダイアン・キートン）
妊娠中の長女、放蕩息子の次男（ルーク・ウィルソン）、
耳が不自由でゲイの三男とその恋人の黒人男性、
わがままで意地悪な末っ子（レイチェル・マクアダムス：可愛い♪）
NYのキャリア・ウーマン、お上品ぶったサラ・ジェシカ・パーカーを
皆でこき下ろしてやろうと　待ち構えている。

やることなすこと裏目に出て、ピンチに陥ったサラは、
自分の妹（クレア・デインズ）に応援を求めるが・・・。

まぁ、安易に想像のつく映画です。
ドタバタ、誤解、失敗が失敗を生んで・・・・という賑やかなコメディ。
サラ・ジェシカも、悪い人じゃないのに、うまくいかない、
という気の毒な人。
味方のつもりで呼んだ妹がみんなに気に入られたりして、
ほんとツイてないわ。
私もどっちかというと　サラみたいなタイプだからなー。
わかるわかる。完璧でありたいんだよね。

ところどころ、ぶはっと笑ってしまうようなシーンもありました。
しかーし、どうも、誰にも共感できないんだよなー。
はちゃめちゃ過ぎて。
サラと彼の行動も、後半　ええええっ？という展開に。
だいたい、この彼氏、ぜんぜんサラのことわかってあげてないよ。
最後が丸く収まればそれでいいってもんでもないでしょ。

ダイアン・キートンが姑なわけですが、
「PRIME」のメリル・ストリープといい、どっちも姑にはしたくない。

クリスマスってことで　あれやこれや詰め込んで、
家族の大団円にもっていきましたーって感じです。
劇場公開は絶対ないでしょう。
こんなに豪華キャストなのにね。

サラ・ジェシカ・パーカーは　いつ見ても、何度見ても、
ギョッととするくらい美人じゃないし（顔長いよー）、
背も低い・・・。でも、いい感じ（に見える）。
「Sex and the City」というヒットドラマに恵まれて
ほんとーによかったよね！（私も大好き）
あのキャリー役のおかげで　あと２年（えっ　２年？）は安泰でしょう。
あれがなかったら、B級映画の脇役どまり・・・。

ダンナは　私の元祖・ダーリン、マシュー・ブロデリックです。
ちびっこなのにゴージャスな夫婦です。

（加筆訂正）
おおー　劇場公開はない！と断言したのに、
夏に「幸せのポートレート」というタイトルで公開されるのだとか。
（情報ありがとうございます！）
舞台がクリスマスなので、公開されるなら絶対にその時期、
ということは今度の冬？？１年待ってまで？？と思ったのですが、
夏か（笑）

賑やかに笑って、ホロリとする、家族で過ごす
クリスマスのムード溢れる映画です。
私は”イマイチ”な感想になってしまいましたが、
ひとつに、あまりにも空気の読めないサラ・ジェシカのキャラが
痛々しくて・・・というのがあるんですよね。

ともあれ、コメディ好きの皆さん、お楽しみに♪