目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「沈まぬ太陽」 天王子動物園やん!

2011年09月17日 | 映画タイトル さ行
日本映画の大作、やっと観ました。
「沈まぬ太陽」 (2009年・日)

原作は手元にあるものの、未読。
言わずと知れた、日航と日航機墜落事故を
モデルにした山豊子の長編小説。

労働組合委員長として活躍したばかりに
パキスタン、イラン、ケニアと左遷された
主人公・恩地(渡辺謙)と、かつての友であり
出世のために会社に寝返った行天(三浦友和)の
対照を軸に、国民航空という会社の派閥争いや
裏のありすぎる会社経営、
未曾有の大事故への対応などなど・・・

ついつい見入ってしまう渡辺謙の熱演でしたが、
事故のご遺族の気持ちを思わずにいられない映画でした。

原作をきちんと読んでから観て感想を書くべきかも
しれませんが、ちょっとその気力が沸いてこない。
会社ってこんなもん?!
ラスト、それ?!
と、なんだか嫌な気持ちになり、モヤモヤする。

正義の人として描かれている恩地のモデルとなった
人物も、本当はそうでもない・・・ということも聞いて
気持ちが冷めた部分もあるし。

ただ、恩地の家族はよく耐えたと思う。
子供2人も、まともに立派に育って。
それだけがこの映画の救いだったな。私にとって。

キャストは不必要なまでに豪華でした。
チョイ役にも主役級の俳優さん使ってたり。

でもなんといっても、私が一番興奮(?)したのは
天王寺動物園がニューヨークの動物園として
出てきたことでした。見慣れた風景が!!(笑)
ちょっと笑いそうになりました。
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