きのうは、暑さにたまりかねて図書館ににげこんだ。
しばらく冷房にあたりながアサヒカメラの50mmレンズの特集を読んだ。
昔は、一眼レフを買うと50mmレンズがセットだったが、今はズームレンズ。
50mmレンズを使う人はだいぶ少なくなってしまった。
50mmを標準レンズといったりするが、最初、ライカが50mmを作ったのがはじまりだとか。
標準レンズの定義は、撮像素子やフィルム面の対角線の長さになるらしい。
フルサイズの撮像素子の横と縦は、36mm x 24mm なので、
対角線はピタゴラスの定理から43.27mmと計算できる。
50mmというのは、ちょっとだけ望遠気味の標準レンズだ。
昔は、50mmレンズを使いこなすことが上達の近道などといわれた。
背景を上手に処理すれば、望遠的にも広角的にも使うことがきる。
絞りの効果もはっきりわかり、開ければボケるし、絞ればパンフォーカスになる。
私は、50mmレンズを2本もっている。
EF50mmF2.5コンパクトマクロとEF50mmF1.8Ⅱ。
正直なところ今は、この2本のレンズを使うことはほとんどない。
きのこでは、50mmレンズはとても使いやすい。
でも今は、EF17-40mmF4L USMですませている。
きのこ以外では、50mmレンズをカメラにセットしたことは、
ときどきあったけど、あんまり写真を撮らなかった。
お散歩や宴会にもちあるくなら、50mmより28mmだ。
植物なら、50mmはだいぶ広角的なかんじの写真になってしまうので、
もっと望遠のレンズを使ってしまう。
私は50mmレンズを使いこなせないのだと思う。
フウセンカズラ
千葉県流山市 2009年8月23日 14:14
EOS 5D2 EF50mm F1.8Ⅱ
f2.8 1/500秒 ISO200
フウセンカズラ
千葉県流山市 2009年8月23日 14:23
EOS 5D2 EF70-200mm F4L USM IS
116mm f5.6 1/125秒 ISO100
1枚目の写真は50mmで絞りをf2.8にして撮影。
2枚目の写真は116mmで絞りをf5.6にして撮影。
50mmの写真のほうが、背景のボケ具合は大きい。
この写真は道端で撮影している。
50mmだと背景の写る範囲が広いため、
レンズを少しでも左右にふってしまうと余計なものが写ってしまう。
背景の余計なものを入れたくないときは、望遠のほうが楽だ。
2枚の写真はたいしてちがいはないんじゃないの!
たしかにそのとおり。
細かいことをいえばちがいはあるのだが。
写真で重要なのはそんな些細なことじゃないよね。