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きのこ関係です。ときどき植物。

町石道

2016-06-29 | いろいろ
和歌山県九度山町にある慈尊院から、高野山町石道を少しだけ歩いた。

世界遺産だけど、農作業の軽トラがときどき走っていたり、ちょっとゆるい雰囲気がなかなか。
人通りはほとんどない。



町石道 2016年6月29日 16:52
EOS M3,EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM


109メートルおきに、高さ3メートルほどの石柱がたてられた。町石(ちょういし)という。
もちろん、町石に興味があったわけではなく、竹が生えてたので、

キヌガサタケを探してみた。



町石道 2016年6月29日 16:56
EOS M3,EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM


理想的な竹林は、傘をひろげて歩けるくらい。
太い竹は不要。太い竹は、根が深くなり、竹の子の収穫時期が遅くなる。
収穫時期が遅くなると値が下がってしまう。

明るくて美しい竹林は気持ちがいい。
しかし、そんな竹林は滅多にお目にかかれない。

竹林は、手入れをしないと、3~5年で薄暗いジャングルになってしまう。
歩くのも困難なほどに。



町石道 2016年6月29日 16:52
EOS M3,EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM


キヌガサタケは、どちらかというと、きれいな竹林を好む。
ジャングル化してしまうと、白いレースを広げるすきまもなくなってしまうから?

この辺はたくさんの竹林があるのに、
竹の子は、ほとんど収穫できなくなってしまった。

写真をよくみると、竹の子の皮だけがおちているのだが、
イノシシに先を越されてしまう。





町石道 2016年6月29日 17:19
EOS M3,EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM


イノシシにうんざりして、竹林の手入れをやめてしまう農家が多い。
キヌガサタケの危機かもしれない。

世界遺産の高野山町石道なら、そこそこの手入れはしてるんじゃないかと。
でも、肝心のキヌガサタケはほとんど生息してないようだった。