映画のせいじゃなく、
お昼ごはんのお好み焼き屋さんでの生ビール3杯が原因です。
予告で観た『シリアナ』は CIA の諜報員が暗躍する痛快アクションムービーって印象だったんですが、
けっこう(ていうか、かなり)ヘヴィーな内容でした。
プロットが複雑な上にうつらうつらしてたんで、レビューを書くことに怯みをおぼえるんですが、
大ざっぱにいえば4人のストーリーかな。
1人目は、この映画でオスカーを受賞したジョージ・クルーニー演じる CIA 諜報員
ボブ・バーンズのストーリー。
引退を決意し、中東での最後のミッションにのぞむ。
2人目は、新進気鋭のエネルギー・アナリスト
ブライアン・ウッドマン(マット・デイモン)のストーリー。
アラブ某国のパーティでの息子の溺死をきっかけに、その某国第一王子の相談役に抜擢される。
3人目は、ワシントンD.C. で働く野心家の弁護士
ベネット・ホリデイ(ジェフリー・ライト)のストーリー。
よくわかんなかったけど、
アメリカの超大手石油会社同士の合併にともない、合併先の企業の裏の疑惑を調べ上げ、合併を有利に導く。
4人目は、父親と二人で例のアラブ某国へ出稼ぎにきてたパキスタン青年
ワシーム(マズハール・ムニール)のストーリー。
アラブ某国第一王子が採掘権を中国に渡したため、突然解雇通達をうけ、
過激なイスラム原理主義者の教義に引き込まれる。
一見無関係にみえるこれらのストーリーが複雑に絡みあい、
石油をめぐる CIA とアラブの王族とアメリカ司法省とイスラム過激派テロリストの本当の真実を浮かびあがらせてる。
といっても絡みあうのは中盤以降で、
それまでのめまぐるしい4人のストーリー展開に事前知識ナシでついていくのは至難の業。
予習をオススメします。
硬派のノンフィクションもどき映画ってとこでしょうか。
スパイ・アクションを期待してるひとにはオススメできませんね。
爽快感はありません。
ちなみに『シリアナ』とは、
イラン、イラク、シリアがひとつの国になることを想定した CIA のコードネームらしいです。
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