SIDEWALK TALK

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中津三大美味い飯

2024-12-14 11:53:35 | 食・レシピ


こないだ拙宅のキッチンのブレーカーが落ちた。
冷蔵庫や電子レンジ、IHコンロはいうに及ばず、
照明さえつかない状況。
自宅飯はあきらめて、愚弟とランチにでかけた。

弟のリクエストで、
子供のころから親しんでいる「とんかつ豊後」に。
ここのとんかつはデミグラソースで食すのが特徴なのだ。
変わらぬ美味しさに舌鼓を打った。


とんかつ豊後のロースカツ
川扇のうな重
宝来件中央町店のラーメン


僕はこれらを「中津三大美味い飯」と勝手に規定している。
どのお店も先代からのお付き合いで、
幸運なことにどのお店もご子息があとを継いで
お店の伝統を守っておられる。

とんかつ豊後さんはひさしぶりだった。
他の2店にもちかぢか訪れてみたい。

丑の日に想う

2024-08-05 09:08:42 | 食・レシピ


若いころ、同級生のマドンナ的女の子をデートに誘って、
柳川に出かけたことがある。
柳川にはたくさんの観光スポットがあるが、
どこを訪れたのかはおぼえていないんだよね。

唯一の思い出は、ファミレスでランチしたこと。
柳川といえば鰻のせいろ蒸しが有名なので、
僕は人気店を調べ、彼女にご馳走しようと息巻いてた。

が、いざ現地に行ってみると、
彼女は鰻が苦手だという。
仕方なく僕らはファミレスでランチすることにした。

彼女は眉目秀麗で優しい娘だったけど、
こと食に関しては、鰻に限らず、
肉類NG、お酒もNGという偏食家だった。

あの柳川の日から時は経ち、
令和の夏は殺人的な猛暑の日々が続いている。
まだ日にちは決めてないけど、
近所の幼なじみと鰻で一杯やる約束をしている。
彼女はマドンナとちがって酒豪だから、
いっしょに鰻を堪能できるはずだ。

今日が土用の丑の日だからということなのかな?
どういうわけか柳川デートを思いだした。

歌舞伎揚

2023-11-01 10:41:32 | 食・レシピ
Letter「歌舞伎揚」

ガキのころ(1970年代)から存在していた。
当時は駄菓子屋さんで、1個単位で売ってたと思う。
値段は覚えていないが、
5円以下だったんじゃないだろうか?

最近はスナック菓子としてパッケージされて、
スーパーやコンビニで売られている。
「変わらぬ美味しさ」と言いたいとこだが、
おそらく当時より美味しくなってる。
駄菓子屋バージョンより、材料や油がよくなってるはずだ。


ウチの事務員さんがこの歌舞伎揚が好きだというので、
僕は街でこれを目にすると買って会社に戻る。
おやつタイムに談笑しながら食す歌舞伎揚。
ある意味、弊社の業務に貢献してるんじゃないかな?

海の日に

2022-07-19 10:32:20 | 食・レシピ
Pajamas僕が住んでる街は、ずいぶん前から
名産である「鱧(ハモ)」をPRしてきた。
行政も民間も努力してきたのだけど、
残念ながら大きな効果はなかったと思う。


今は鱧よりも「からあげの聖地」として名が通っていて、
さほど努力もせずに全国区になった。
価格のこともあるだろうし、
なによりも取っつきやすいからだろう。


それはさておき、
昨夜、幼なじみと鱧を食べに出かけた。
彼女もあっけらかんとお酒が飲める女性で、
肩肘を張らずに会食することができる。


鱧のトップシーズンは中津祇園のころといわれている。
ひさしぶりの鱧はやはり絶品で、
彼女との楽しい会話も相まって、
日本酒がくいくいすすんだ。
いつものことながら、
最後の方はあんまりおぼえていないんだよね。

ふきのとうで苦み走った男になる

2021-02-21 12:45:22 | 食・レシピ
butterbur亡妻、2回目の命日。
お義母さんと義妹がお参りにきてくれた。
手みやげに、ふきのとうをいただいた。


ふきのとうは、雪解けを待たずに地表から顔をだす。
そう、春を告げる使者だ。
冬眠から目覚めたクマ(九州にはクマはいない)は、
最初にふきのとうを食べるといわれている。


ふきのとうといえば、
天ぷら、ばんけ味噌(味噌炒め)などが代表料理で、
いかにも「和」な感じだけど、
今回はちょっとイタリアンな
ジェノベーゼ風(ソース)にしてみた。


パスタに絡めれば、
イタリア人も「Mamma Mia!」と声を上げるだろう。
トーストにのせても、クラッカーにのせてカナッペにも。
そして、焼いた肉にもよく合う。
カルパッチョにトッピングしてもよく、
意外にも冷や奴にもマッチする。


当然ながら、ワインやビールにも合う。
どんなものでも酒の肴に変えてしまうミラクルソースだ。


この苦み走ったジェノベーゼ風ソースは、
苦み走っただけの男より使い途が多い。
役立たずの僕などと比べると、
遙かにスグレモノなのである。

野菜生活

2019-04-06 10:28:06 | 食・レシピ
aojiruオッサンのひとり暮らしだから、
野菜不足は否めない。
そんな僕を気づかってくれて、
知己の若女将が青汁をレコメンドしてくれた。


飯代わりにもなると思い、さっそくネットで注文。
毎日じゃないけど、朝な夕なに、
ミルクに混ぜて飲んでいる。


青汁が世間に認知されたきっかけは、
八名信夫さん出演のCM「まずい!もう一杯」じゃないかな?
「良薬口に苦し」を逆手にとった、いいコピーだと思う。


月日は流れて、今どきの青汁はおいしいと聞いていた。
で、届いた青汁を飲んでみると、
うん、確かに「まずく」はないが「おいしく」もない。


ま、野菜不足のオッサンにとって、
飲まないよりはマシだと思うから、しばらく続けてみるつもり。
ていうか、青汁について講釈を垂れる前に、
ちゃんと野菜摂れってことなんだよね(汗)

イモ天と平和

2018-08-23 09:44:25 | 食・レシピ
Letter結婚して20年以上経つんだけど、
嫁さんの実家は今でも僕を婿殿扱いしてくれる。
下にも置かない歓待ぶりは、枚挙に暇がない。


おばあちゃんがご存命のころ、
迂闊にも、サツマイモの天ぷらが好物だと、
口を滑らしたことがある。
すると(当然というべきか?)、次におじゃましたとき、
おばあちゃんは僕のためにイモ天をつくってくれていた。


好物といっても、イモ天は2~3枚食べれば充分。
そのとき、僕の前には大皿一杯にイモ天が盛られていた。
おばあちゃんのご厚意を無にするわけにもいかず、
僕はひたすらにイモ天を貪り食った。


8月23日は「天ぷらの日」らしい。
天ぷらバンドのフロントマンといえば、エビ天だろう。
僕はエビが苦手。嫁さんは大好物。
天ぷらがでると、僕と嫁はイモとエビをひっそりと交換する。
おばあちゃんのイモ天は、
今でもわが家の平和に寄与しているのである。

鶏だんご鍋

2018-06-14 10:23:19 | 食・レシピ
Coastline「男子厨房に入るべからず」

相当な時代錯誤だけど、僕はその体をとっている。
べつに女性(家事)蔑視じゃなく、
生来のものぐさというやつだ。


そんな僕だけど、
家での料理の担当がわずかながらある。

餃子を焼く
たこ焼きを焼く
ハンバーグを焼く
ローストビーフを焼く

焼いてばっかりだけど、
唯一、焼き以外の担当が鶏だんご鍋。


細かいレシピはそのときそのときで微妙に変わるんだけど、
欠かせないのが軟骨と生姜。
片栗粉は加えず、タマゴは白身も加えて、
あえてゆるめの鶏だんごを鍋にぶち込む。


ふわふわの鶏だんごとキンキンに冷えたビール。
夏でも鍋がわが家流なのである (〃゚σ¬゚)ジュルリン..

男子ごはん

2017-04-21 10:22:21 | 食・レシピ
Kitchen「男子厨房に入るべからず」

相当な時代錯誤だけど、僕はその体をとっている。
べつに女性(家事)蔑視じゃなく、
生来のものぐさというやつだ。


けど、料理ができないわけじゃない。
ガキのころからボーイスカウトで野外料理をやってたし、
今でも登山などで野営するときは当然自分でやる。


家でも、たこ焼きや餃子を焼いたり、ローストビーフをつくるのは、
なぜか僕の係となっている。
さらには鍋奉行も兼務して(させられて)いる。


嫁が不在のとき、時たま、思い立って料理をつくる。
大したものはつくれないから、
もっぱら焼きものや炒めものが多い。
ただ問題なのは、ふだんキッチンに入らないから、
調味料や食器類の位置がわからない。
それらを探すの方に時間を割かれてしまう。


そして、さらに悪いのは、つくりっぱなしで後片付けをしない。
嫁さんが上機嫌で外食から帰宅すると、
散らかり放題に散らかっているキッチンをみて茫然、
そして激怒する。
僕はといえば、男子ごはんを肴に一杯やって寝落ちしている。


わが家では、男子ごはんは家庭不和を引きおこす。
だから僕は、やはり「男子厨房に入るべからず」なのだ。

黄金比

2016-03-07 10:18:57 | 食・レシピ
Letter唐突だけど、亀田製菓の場合、
柿ピーの柿の種とピーナツの混合比率は「6;4」らしい。
試行錯誤の結果だろうから、異論を挟む気はない。
僕の場合、「2;1」あるいは「3;1」がいいと思ってる。
嫁さんも同じ見解らしく、彼女は「5;1」で充分だそうだ。


先日、家で映画をみながら、
柿ピーをおつまみにビールを飲んでたときのこと。
小皿に柿ピーを入れて、ポリポリ食べてた。


僕は、いわゆる「飢えてるタイプ」で、好きなものから手をつける。
反面、嫁は「意地汚いタイプ」で、好物をあとにとっておく。
当然のように、僕はまず柿の種に手をつける。
嫁は、柿の種を楽しむべく、ピーナツから食べはじめる。
結果、僕は柿の種だけを食べ、
嫁は永遠にピーナツを食べ続けるハメになった。


それに気づいたとき、些細な諍いになった。
いい大人が柿ピーごときで揉めるなんてまさに大人気ないが、
嫁にすればいい顔の面だったんだろう。
平和な休日が(大げさだけど)修羅場になりかけた。
結局、小皿を2枚準備し、それぞれ食べることに落ち着いた。
そして僕らは平和を取り戻し、冷えたビールをグラスに注いだ。