
たしか39歳の春だったと思う。
ある賭けに負けて、生涯初の丸坊主になったとき、
床屋のにいちゃんからすすめられたのがきっかけだった。
以来、15年以上白髪染めをしてたんだけど、
思いたってやめることにした。
理由はない。
染めはじめたころは少し目立つ程度だった白髪だけど、
今はいったいどれくらい白くなってるのか、
自分でも皆目見当が付かなかった。
染めるのやめて1ヶ月。
まだ毛先にはヘアカラーがちょっと残ってるのだけど、
思ってた以上に白かった。
亡父も僕の年格好のころにはほとんど白髪だったから、
ま、遺伝なんだろうな。
しかし、まわりの反応がほとんどないのには拍子抜けしている。
自意識過剰だったのかな?
おっさんの髪なんかにはキョーミないってことなんだろう。
こないだ先輩と飲みに出かけたとき、
その先輩がカラオケで「夜の銀狐」を歌ってくれた。
それが唯一のリアクションだったんだよね。
![[Alexandros] [Alexandros]](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/85/687159f87f7035b5443f820a84999169.jpg)
いぶかしみつつ封を開けてみると、
純白のパーカーが入っていた。
胸には[Alexandros]のロゴがプリントされていた。
このサプライズは、この1月に一緒に、
ドロスの代々木でのライヴに行く予定だった
後輩からの贈りものだった。
そのライヴがコロナ禍でポシャっちゃったから、
彼からのエクスキューズだったみたい。
中止はヤツのせいじゃないんだけどね。
しかし、このあまりにも純白すぎるパーカー、
正直 僕には手に余る。
食べこぼし有段者の僕は、こんなん着て、メシ食えば、
たちどころにドット柄に染めてしまう。
それでもヤツの心遣いに敬意を表し、
カレーうどんを食べてみたい気もしてるんだよね。
ともかくサンキュー!!!

シルヴェスター・スタローン主演の1981年の作品。
このころの、つまり『ランボー』以前のスタローンは、
『ロッキー』シリーズ以外は
興行的に成功することがほとんどない状態だった。
いわば苦闘時代だったといえる。
当時、僕は高校生で、
リアルタイムではこの映画の存在すら知らなかった。
オッサンになってから観ることになるのだけど、
何の変哲もないプロットにもかかわらず、
そこはかとないシンパシーを感じた。
ティーンエイジャーのころ、僕は闇雲に米国を信奉していたからだ。
10代の多感なころ、
J.D.サリンジャーの小説を読みふけったり、
映画『ロッキー』シリーズを残らず観たり、
ジャック・ケルアックのペーパーバックを持ち歩いたり、
マックやKFCのジャンクフードに舌鼓を打ったり、
ブルース・スプリングスティーンのR&Rを聴いたりして過ごしていた。
アメリカの放つ光を、何の疑問ももたずに無邪気に信じていた。
この作品のスタローンのファッションや髪型は当時お気に入りだった
ビリー・ジョエルやスティーヴ・ヴァン・ザントのようであり、
NYの街並みは『52nd Street』や『Glass Houses』の世界観を彷彿とさせる。
10代の僕が好きだったアメリカそのものだ。
僕の若い時期のメンタリティと確実に呼応して、
心のどこかが動かされた。
最近の映画は、猥雑な作品が多いように思う。
また多弁でもある。
その点、このころのハリウッド作品はシンプルでわかりやすい。
オープニングとエンディングがスタローンの女装という、
笑えないジョークも何とも愛おしかった。
あのころ探し求めていたアメリカを見つけたような気がして、
僕は頬杖をつきながら眼を細めた。

なかなか見つからない。
そこそこ値段してもいいんだけどな。
若いころ、バッグ系は持たずに、ブレザーのポッケに財布等を入れていた。
若いくせにブレザーなんかを着ていた理由は、
当時の佐野元春のファッションを真似てのことだった。
バブル期には、いま思うとめちゃめちゃダサいんだけど、
プロ野球選手みたいにブランド物のセカンドバッグを小脇に抱えていた。
社会人になって、財布の他に
カードケース、ケータイ、手帳、メガネ等を持ち歩くようになったから、
収納のためのバッグは必要なアイテムになっていた。
最近は、上記のアイテムの他に常に携帯してるものがある。
商売道具でもあるスケール(メジャー)とビクトリノックスのスイスツール。
遠出するときは文庫本も欠かせない。
ということで、やはりバッグは必要なのである。
今は2~3年前に買ったボディバッグを使用してるんだけど、
ちょっと機能的に不満がある。
で、折をみて探してるんだけど、なかなかお気に入りの逸品にたどり着けない。
シンプルなデザインで機能的なやつって、意外とないんだよな。

桐板にシルクスクリーン印刷をするという慣れない作業をした。
やっぱり、やっちまった!
シャツの袖にインクを付けてしまったのだ。
この汚れはとれないと落ち込んだんだけど、
次の瞬間には、なら新しいシャツを買おう!と開き直った。
15年ちかく着たシャツだから償却は済んでる、と思うことにした。
CD/DVD や本はネットで購入することが日常化してるけど、
服は買ったことがなかった。
サイズのことも気になるし、肌触りはむろん触らなきゃわからない。
ブラウザで見る画像と実際の色合いとは印象がちがう場合もあるにちがいない。
だから避けていた。
けど、今回は魔が差したのか?
Amazon で検索したら安かったので、青のストライプと白系のシャツをササッとオーダーした。
きょう商品が届いたのだけど、白系の方は若干ちゃっちい感じがした。
それでも新しいシャツはやはり気分がよく、早く着てみたい。
今度の週末、新しいシャツに着替えて、近くのカフェまで街中をぶらついていこうと思う。

朝晩はめっきり涼しくなってきたけど、
日中は動けば汗ばむ陽気が続いていた。
きのうも、午後は半袖シャツになってたし。
でも、さすがに今朝は寒かった。
けど、まだ衣替えしてなくて、
半袖シャツにトレッキングウェアのトレーナーを着て出社した。
ま、昼になればまた暖かくなるだろうとなめてた。
けれど...、だ。
きょうは寒気が強く、いつまでたっても寒い。
てことで昼食後、半袖シャツの上に長袖Tシャツ着て
さらにトレッキングウェアを羽織るという、変な格好になっている。
で、会社を抜けだして、衣替えを敢行。
始めてみればなんてことない。
ものの15分ほどで終了。早くやればよかった。
しかし、夏服をクローゼットにしまうとき気づいたんだけど、
今シーズン1回も着てない服って結構あったな。
逆も然りで、きょう引っ張り出してきた冬服にも同じことが言えそうな気がする。
それほど服持ちじゃないのに...

未だ買えていません。
友人ブロガーさんから「アウトレットで購入したら」というアドバイスをいただき、
うん、なるほど!と独りごちている次第です。
何かものを買うとき、というと抽象的すぎるか、
つまりケータイや PC 、家電などを買うとき、
僕は機能よりも見た目重視の風がある。
ある程度スペックが担保されてれば、
多少機能が落ちても(僕が思うところの)カッコイイ方がいい。
中国から帰国して以来、
ケータイのアダプタ差込口のカバーがキッチリと閉まらなくなった。
だらしなく、ペロンと開いたまま状態。
で、ダサいけど、セロテープで急場をしのいでる。
今度ケータイが壊れたらスマホに変えようと思ってるころだけど、
さすがにこれしきの理由で手放すのは忍びない。
見た目重視はの僕としては辛いところだ。
最近、自分のプライベート PC の調子が悪い。
キーボードのが反応しなかったり、動作が極端に遅くなったり固まったり、
先日は「 Operation system not found 」の鬼表示、OS が起動しなかった。
で、ニューマシンをと考え中なんだけど、
これもやっぱり見た目重視で物色しているところです。

今みると、ずいぶんいきり立ったフレーズだな。
これは、2003年、僕が中津JCの第50代理事長を務めたときの
基本理念だ。
当時の所信を読み返すのは、
真夜中に書いたラブレターを真っ昼間に見るようで、
マトモな精神の人間なら恥ずかしくて、とうてい耐えることができない。
昨夜、後輩に請われてJCの例会で講演をした。
演題(テーマ)は彼らが決めてくれて、この JC MIND について述べろという。
僕には分限を超えた依頼で怯みはあったんだけど、
あれやこれや考えて、結局、受諾した。
講演の出来不出来の評価はオーディエンスの領分だから、僕にはわからない。
すごく緊張もしたんだけど、結果的に楽しい時間を過ごせたかな。
やっぱりJCは、中津JCはすばらしい。
後輩たちの活躍を祈らずにはいられない。
例会終了後は、後輩たちのヨイショに担がれて、
二次会、三次会…Like a rolling stone
うん、二日酔い。
しようがないか、あれだけ楽しんだんだから。
さて、話はガラッと変わって、なでしこジャパン。
きのう、国民栄誉賞の授賞式が首相官邸でおこなわれた。
噂の記念品は、熊野筆の化粧ブラシ。
内閣府からオファーされた会社がたまたま弊社のお客さまだったため、
桐箱を作らせていただいた。
こういう仕事は利益云々を語ると無粋。
名誉なことだと思って、やらせていただきました。
まぁ、こないだのW杯ではかなりの感動と勇気をもらったから、
せめてものご恩返しかな。

環境省はス-パークールビズを提唱している。
アロハにデニムでも OK! とのことだけど、いかがなものかな?
僕は、夏でも冬でも、たいがいトレッキングウェアを着て出社している。
いうまでもなく、機能性がバツグンに高い。
山崎直子さんをはじめ、
宇宙ステーションでトレッキングウェアを着ているスペースノイドも少なくない。
さて、夏のトレッキングウェア。
通気性、速乾性に優れていることはもちろん、
防臭(オヤジ臭対策)や防虫の効果、UV カットの機能までも備えている。
プライス的にも3千円~8千円程度だから、費用対効果は高いと思う。
けれど、夏は暑いもの。
「スーパークールビズ」も「カジュアルビズ」も「アロハビズ」もコンセプトはわかるけど、
「ガマンする」という基本が抜け落ちてるような気がするな。
昔(高度成長期)のひとは偉かった!