SIDEWALK TALK

This website is brought to you by KIRIBAKO.NET

下高井戸逍遙

2022-07-04 11:27:27 | 旅行記
Pajamasひさしぶりに旅に出た。
東京にいってきた。
旅といっても、
滞在時間は24時間もなかったんだけどね。


旅の主な(唯一の)目的は、
佐野元春 & The Coyote Band のライヴだった。
10代のころから佐野さんのファンで、
かれこれ40年ちかく彼の音楽に触れてきた。


楽しみな反面、出かけるのは気が重かった。
その理由は、ここんとこの酷暑。
九州よりも東京の方が暑い日が続いていたからだ。


ライヴの前に下高井戸を訪れた。
30年ほど前に亡くなった元カノに墓参してきた。
ずっと冷房下での移動だったから、
下高井戸駅までは汗ひとつかかなかった。
けど、お墓参りは外歩きを余儀なくされて、
僕は汗だくになった。


彼女が亡くなった当初、
お墓には彼女ひとりが眠っていたのだけど、
今はご両親も鬼籍に入っている、
お墓は炎天下で煮えたぎっていた。
花を手向けたかったのだけど、
この酷暑ではすぐに傷んでしまうから、
水かけだけして手を合わせた。


下高井戸には「たつみや」というタイ焼きの名店があって、
大学時代も今も行列が絶えたのを見たことがない。
炎天下のせいなんだろう。
客待ちしてないのを初めて目撃した。


今日のブログはとりとめがない。
ずっと更新してなかったら、
主題などをとくに設けずに、
思いつくまま漠然と書いてみた。

土蜘蛛たちの宴

2014-03-06 09:14:15 | 旅行記
Itsukushimajinja土蜘蛛の会」という名前の会に参加している。
おどろおどろしい名称とは裏腹に、会の目的は何ほどのこともない。
年に一度集まって、盃を交わしながら旧友を温めるだけである。
平たくいえば、大学サークルの同窓会ということだ。


何の気になしにスタートした土蜘蛛の会だけど、
今年で22回目の開催となってしまった。
スタート当初20代だった僕らも不惑を迎え、
飲み方も遊び方もずいぶん変わった。
それでも年に1度のこの会を、僕は楽しみにしている。


今年は広島での開催で、僕が幹事役を務めることになった。
全国津々浦々から集うメンバーのために、
今週末、広島に現地調査(下見)にいくことにした。
先輩後輩3人と現地で落ち合うことになっている。
現調という名の小旅行、楽しみしかない!

東京フライト

2013-07-19 12:20:44 | 旅行記
Airplain28月初旬、東京に出張することになった。
せっかくだから2~3日いてお客さま周りをしたかったんだけど、
専務が野暮用でその日程前後ずっと会社に不在だから、
日帰りを余儀なくされた。


出発まですでに2週間を切ってるから、
大幅な早割チケットは間に合わなかった。
ところが...だ。
ホテルとのパックツアーで申し込むと、
通常料金の半額、現時点で取れる特便割引よりも1万円も安く
ゲットできることがわかった。
もちろんホテル代込みである。


で、結局、アポ前日の夕方にフライトしてホテルに泊まり、
商談終了後にソッコーで帰りの便に乗ることにした。
得した気分になってるんだけど、待てよ。
その東京での夜、僕はおとなしくホテルにいられるのだろうか?
もしかしたら、コレとんでもなく高いものになるかもしれないな...


アントニオもやし

2012-10-06 13:09:36 | 旅行記
Akashi_bridge淡路島へ出張した。
初めて訪れたときは関空から高速フェリーで上陸したんだけど、
最近は新神戸駅からレンタカーで向かうようになった。
つまり、楽勝で日帰りできるということだ。


商用は3時過ぎに終わり、一路、神戸めざして車を走らせた。
この日、神戸で、大学時代の後輩「ひでぢ」と一杯やる約束をしていた。
4時半ごろ三宮で落ち合い、駅近くの横町で盃を交わした。
店の名前は失念したが、安くて美味くて接客も心地いい、
隠れた名店だった。


メニューの中に「アントニオもやし」という、風変わりなものがあった。
今までそんな人にお目にかかったことはないが、
「もやしが好きで好きで堪らない人にオススメ」
という謳い文句が書かれていた。
値段は380円なんだけど、この金額はその店ではけっこうハイプライスな部類に入る。
「さみー」という名札をつけた
透きとおるような肌をした店のお姉さんに内容を聞いたところ、
とにかくスゴい盛りだという。
結局、オーダーしなかった。


ひでぢとの酒は楽しく、時間があっという間に過ぎた。
プロレスの話、サークルの話、悪友の話などに花が咲いた。
よくよく考えれば、ヒデジと僕は6歳ちがいで、
リアルタイムで学生生活を共にしたことがない。
なのに、シンパシーの感じ方がいつもハンパない。


タイムアップ!
僕は後ろ髪を引かれる思いで家路についた。
今度またあの店に立ち寄る機会があったら、
そのときは「アントニオもやし」をオーダーしようという、
仄かな決意を胸に抱いて...

Incident in Shanghai

2012-05-05 15:30:21 | 旅行記
Mu初めて鄭州を訪れたのは、今からもう20年以上も前になる。
香港経由だったんだけど、
当時の鄭州空港はまだ有視界飛行だったんだろう、
香港(啓徳)空港で2日も足止めを喰らった。
そのとき同行してた中国(香港)人の武くんが、
「中国民航(CAAC)は "China Airlines Always Cancel" の略だ」
と、自嘲気味に語っていた。


初体験がそんな具合だったから、
訪中するときは、ことさらにトランジットの時間には余裕をもつ。
今回は上海経由で、往復とも4時間ちかい乗り継ぎ時間を確保していた。
特に復路は、国際線の上海浦東空港に直で着くというので、
いつもより余裕をこいていた。
それが....だ!


復路、鄭州空港では、予定時刻よりも早くボーディングの案内があった。
(通路側をリクエストしたのに)めずらしく窓側だったから、早めに搭乗した。
ところが、1時間経っても飛び立たない。
それどころか、機内食を配りだした。
機内アナウンスは中国語のみで、状況がまったくわからない。
けれど、僕にはまだ余裕があった。


搭乗から2時間、機内が険悪な雰囲気に。
CAと乗客との押し問答がはじまった。
そうこうしてるうちに、昇降タラップが横付けされて、待合室にバスで移動。
僕は、上海でのトランジット、つまりはその日の帰国をあきらめた。


上海でも尾紆余曲折あっけど、航空会社が翌日の便とホテルを手配してくれた。
ホッとしたのも束の間、手配してくれたホテルは見知らぬ中国人と同部屋だという。
そりゃないぜ!と係員に猛抗議したんだけど、
GW、そして中国はメーデーの休みということで、どうにもならないと。


相手は中国だから、飛行機ディレイ、そしてトランジット・ミスはある程度覚悟していた。
けど、知らないヤツ、それも外国人との相部屋はまったくの想定外。
中国東方航空、これはあり得んだろ!

祭りのあと

2012-02-29 10:59:28 | 旅行記
Wedding3先週の金曜から3泊4日で東京。
月曜の午後に戻ってきて、火曜は佐賀&福岡へ。
ようやく今日から日常に戻った。
そして、今日はわが社の決算日。


4日間のそれぞれのエピソードについてブログにエントリーしたいんだけど、
とにかく色んなことがありすぎたから、うまくまとめられない。
以下、今回の上京を断片的に綴ってみた。


仕事
部室
プレ同窓会
先輩たち
野郎どもと美人後輩
オフミ
フランス娘
墓参り
ピンクのチューリップ
思いがけない電話
結婚式
東京タワー
土蜘蛛の会
ビルマの竪琴
邂逅
ボヘミアン
ガレット
佐野元春
学習院
電気的なバレンタイン
昼酒6時間


うん、楽しかった!
まるで夢を見ていたような気持ちだぜ。
いまは、祭りのあとを抱きしめている。

霍去病のこと

2011-09-15 11:20:20 | 旅行記
Kakukyohei人間の才能のなかで、
名将の才ほど得がたいものはないように思える。
画家や詩人、学問の才能は必ずしも希少ではない。
けれど軍事的天才というのは、
それを持たない民族のほうがむしろ多い。
僕は単細胞だから、
男の子として軍事的才能を持った人物に憧憬を抱く。


中国の場合、歴史が古くから記録さているし、
広大な土地とその大人口から該当者が多いが、
僕は霍去病(かくきょへい)をその筆頭に挙げたい。


日本史でいえば卑弥呼よりもはるかな以前に中国に存在したこの若い天才は、
わずか24、5歳で病没した。
霍去病という風変わりな名前は、その短すぎる人生も相まって、
彼は病身だったのではないかと僕に想像させる。


去年の5月、仕事で訪中した際、霍去病の墳墓を訪れた。
漢の武帝から愛と尊敬を受けつつ若く死んだ霍去病は、
武帝の意志によって武帝の陵墓「茂陵」のそばに葬られた。


西安(長安)の郊外を西へでて、ほどなく渭水の橋を渡ったころから、
天気が悪くなった。
見渡すかぎりの麦畑の上に雲が降りたように雨気が満ちて、
急に寒くなった。
前日、洛陽では暑かった。
気候は日本とさほど変わらないはずなのに、
雨が降ると様子が変わるのかもしれない。


中国に行って驚きを感じつつもあきれてしまうのは、
2千年前の人物の墓が、2千年前に「史記」に書かれたとおりの姿で、
無造作に野原に遺っていることだ。
霍去病が匈奴を破った祁連山に似せたと思われる人造の山があって、
その頂上に灰色の磚でつくられた祠があった。


霍去病の墓で、いま目を楽しませてくれるものは、
巨石に素朴に刻まれた石人石獣だ。
熊と格闘しているという、お伽話のような造形もある。
また、人があおむけに倒れているような形の石に、
歯をむき出して泣いている人間の顔がユーモラスに彫られている。


「この、倒れて泣いている人は、誰ですか?」
と同行してくれた取引先の陸さんに尋ねると、
奴隷主だと教えてくれた。
霍去病は、こんにちの解釈では奴隷主を倒した。
負けた奴隷主は泣かざるをえない。
しかし実際は匈奴の王かなにかにちがいなく、
顔をみてみると、アーリア人系のように思えた。


匈奴が何人種だったかについては、諸説ある。
紅毛碧眼のアーリア人という説もあるし、トルコ人だという説もある。
僕は、論証なしに、モンゴル人だったと思っている。


いずれにしても騎射に長けた騎馬民族だったことにはちがいがなく、
この強力な騎兵隊を霍去病が騎馬戦で破ったということに、
今さらながら彼の将才にあらためて感心させられた。


このときは、商用で訪れていたために時間がなかった。
ずっと憧れていた霍去病の墓を訪れたことには満足したけど、
有名な武帝の茂陵には行けず終いだった。
来月あたり中国出張があるかもしれないから、
チャンスがあれば茂陵にもいってみようと思う。

光陰矢のごとし

2011-05-27 12:51:00 | 旅行記
Nokenあす、淡路島へ。
僕にとって淡路島は身近な場所で、
ここ15年ほど、社用で年2~3回は訪れている。


けど、明日はプライベート。
大学時代の同窓会だ。
会の名前は、「土蜘蛛の会」という。
何やらおどろおどろしい名前だけど、
することいえば、多くの同窓会がそうであるように、ただ飲むだけ。


「年に1度、東京以外の場所であつまろう」をコンセプトに会を立ち上げ、
ことしで19回目。
よく続いてるな。


「光陰矢のごとし」とはよくいったもので、もうそんなに時間が経ったのか。
みんなオッサンになっちゃったけど、野性的で冴えてる連中。
明日が楽しみ!


紅焼肉

2010-10-30 09:29:23 | 旅行記
Honshaorou今回の中国出張の主目的のひとつに、
新工場の視察があった。
工場は、安徽省亳州市にある。
取引先の陸さんによると、
ここは三国志の曹操孟徳の出身地らしい。


街のロータリーに人民解放軍の巨像がそびえてたり、
ホテルのロビーに毛沢東の肖像画が掲げられたりしていた。
亳州市は、中国共産党の影響が強い地域なんだろうか?
毛沢東に何かしら縁(ゆかり)がある土地らしいが、
コミュニケーション能力が不足しているから、
その縁が何か、よくわからなかった。


ホテルで、夕食をとった。
取引先の5人に加えて、知らないオッサンが1人紛れ込んでいる。
これは中国ではよくあることで、
細かい詮索をすることは物憂いし、大した意味もない。
アルコール度数50度超の白酒(バイチュ)を飲めば、
小っちゃいことは気にならなくなる。
ついでながら、この白酒は死ぬほどマズい。


「紅焼肉」("ホンシャオロウ"と発音していたと思う)という料理がでた。
日本でいうところの豚の角煮で、毛沢東の大好物として有名らしい。
このあたりの中華料理はパクチーや黒酢を使用しているものが多く、
僕はそれらが苦手なんだけど、この紅焼肉は意外にいけた。


食事をした個室に、大きな記念写真が飾ってあった。
100人ほどの人びとが写ってるんだけど、
その中心に位置している人物には見覚えがあった。
異例の若さで軍の少将に昇格した、という報道が先日なされた
毛沢東の孫だということに気がついた。


現在の中国でも、毛沢東信仰というのは続いているんだろうか?
「毛沢東思想」の解釈は、人それぞれだろう。
文化大革命の実態が明らかになっている今、
手放しで信奉するということはないように思うんだけど。


紅焼肉を白酒で流し込み、薄れてゆく意識のなかで、
僕は漫然と毛沢東思想に思いを馳せていた。

全国ビジネス商談会

2009-10-23 16:12:00 | 旅行記
Business_talk今回の出張の目的の一つに、
某政府系金融機関が主催した「全国ビジネス商談会」への参加があった。
「ダメもと」なんていうと主催者に失礼だけど、
ともかくそれにちかい気持ちで出かけた。


会場は MM21 のパシフィコ横浜。
ここに来るのは4~5年ぶり。
だだっ広い会場に750社、1500名ほどのカラスの集団が次なる獲物を狙っていた。
もっとも、僕もその一人だけど…。


結果はまだわかんないけど、参加してよかったかな?
桐箱屋なんていう風変わりな職業を生業にしているから、
そうそう新規のお客さまに巡りあうことはない。
契約までいけるかどうかは別にして、15社ほどと商談ができた。
少なくとも、2社とはうまくいくんじゃないかな。


この出張で何かオモロいブログネタでも仕入れようと思ってたけど、
あまりにスケジュールがタイトで、そんな余裕がなかった。
遊びに行ったわけじゃないんで、これでいいのだ!