SIDEWALK TALK

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JC Mind Forever

2013-09-15 16:39:15 | まちづくり
Jc60かつて所属していた青年会議所が創立60周年を迎え、
きのう記念式典と祝賀会が催された。
残念ながら式典の方は社用で出席できなかったけど、
祝賀会には押っ取り刀で駆けつけた。


正直いうと何の気なしに出かけたんだけど、
いざ祝賀会で生のJCに触れるとテンションが上がった。
ガラにもなく JC 熱が再燃してしまった。


過分なことに歴代理事長感謝状贈呈というセレモニーがあって、
50~59代理事長が壇上でその栄を受けた。
僕はたまさか50代理事長を務めたので、
代表して感謝状を受け取った。


感謝状と記念品を受け取りバミっていた立ち位置に戻ると、
思いがけず謝辞のスピーチを求められた。
急なことだったので草稿を準備してなかったんだけど、
ひさしぶりにJCスイッチが入ってたから何とか乗りきれた。
本音をいうと、もう少し気の利いたメッセージを後輩に贈りたかったのだけど...


後輩たちは頼もしく、一様に目がキラキラしていた。
彼らならJC運動を通じて、この地域を、
もっと大げさにいえばこの国の行く末をいい方向に舵を切ってくれると感じた。
このあてのない時代に JC を信じ、JC 運動に身を捧げている後輩たちに
改めて感謝とお祝いの言葉を贈りたい。

必然のコロッケ

2013-02-04 12:49:51 | まちづくり
Croquette2「BP 祭」という、ボーイスカウト(BS)のイベントがある。
BS の創始者、ロバート・ベーデン・パウエル卿の生誕を祝うもので、
世界中の BS が2月22日前後に BP 祭をおこなっている。


僕は、分不相応ながら、そしてガラにもなく、
BS ベンチャースカウト隊の隊長を拝命している。
平たくいえば、高校生スカウトの担当。
高校生にもなってスカウト活動しようっていうヤツらだから、
ほとんど手がかからない。
だから、僕ごときでもなんとか務まるというわけだ。


今年の BP 祭、わがベンチャー隊に企画・運営のお鉢が回ってきた。
で、毎週木曜日、長唄のお稽古日に合わせて、
僕の実家で隊集会をおこなっている。
隊集会はスカウトに一室を与えて、ほったらかし。
僕は、別室で、お師匠さんと飲んでるという構図だ。


先週の隊集会に、揚げたてのコロッケを差し入れした。
スカウトたちは喜んで食べたらしく、
BP 祭に揚げたてのコロッケを配りたいといいだした。
前回の会議で、僕が、マジメなだけじゃなく何かトキメキがある企画を
と提案した意見へのアンサーらしい。


コロッケを配るのはいい。
けど、何の理由もなしにいきなりコロッケはないだろ、とツッコミを入れた。
無理やりでも強引でもいいからコロッケを食べる必然性を捻りだせ、と指示した。
今週、最期の実行委員会がある。
さて、スカウトたちはどんな理由を考えてくるだろうか?


世界は誰の為に

2011-10-13 11:29:48 | まちづくり
Voting大阪府知事選で、丸山和也氏が自民党府連から出馬を打診された。
メディアは、「行列ができる戦争」などと囃したてている。
丸山先生が出馬するかどうかは不明だが、
自民党は下野しても何にもわかっちゃいない。


一方、わがまちでも今月末、市長選挙がおこなわれる。
何やらチキンレースの様相を呈してるようで、
選挙運動の名を借りた誹謗中傷合戦が繰りひろげてられている。
僕んちにも、候補者をこき下ろす文書が投げ込まれていた。
外野席で選挙戦を傍観している僕にすれば、からまわりのフィーバーにしかみえない。


とはいえ、無関心が最大の悪だという気分もあって、もちろん投票にはいくつもりだ。
明日、JC が公開討論会を開催する。
たくさんの市民が参加して自身の投票行動を決めてもらいたいのだけど、
選挙戦が激しければ激しいほど、陣営の色のついた人たちで溢れかえってしまう。
それでも信じてチャレンジする JC にはエールをおくりたい。


府知事選にしても、わが市長選にしても、もっと選挙民が主役にならなきゃいけない。
僕の思いは、「 We've gotta change 」というキーワードに尽きる。
世界はダレノタメに? そして僕はナンノタメに?
もう1度、自問してみたい。
こんな時代に何を甘っちょろいことを、と嘲笑されるだろうが、
そうすれば、もしかしたら永遠と続くこの迷宮の出口が見つかるかもしれない。


I love you & I need you ふくしま

2011-06-09 11:11:00 | まちづくり
Inawashirokozuあの大震災から3ヶ月が経とうとしている。
政治が、行政が、真っ先にこの危機を救わなければならない。
けれど永田町は Green Zone なんだろう、
復旧・復興は遅々として進んでいない。


そんな中、たくさんの応援ソングがリリースされている。
そして海外アーティストたちも、
支援のためのコンピレーション・アルバムをリリースしてくれた。


いま、この状況で、音楽や文学は何か力を持ちうるのか?
Yes! と胸を張りたいんだけど、そう単純なもんじゃないだろう。
音楽や文学では、腹はふくれないし、髪だって洗えない。
けれど僕は、この際、やれることは、思いつくことは、
たとえ自己満足でも、たとえ役に立たなくても、全部やればいいと思ってる。


数ある復興支援ソングの中で、
僕は猪苗代湖ズの「I love you & I need you ふくしま」が気に入ってる。
福島県だけを、自分たちの出身地だけを応援してるのが潔い。


もしかしたら、被災してるのは福島だけじゃないぞ、という人がいるかもしれない。
けれど被災した人たちには、他の地域の心配なんかせずに、
自分のまち、自分の家族、そして自分自身だけを心配する権利や資格があると思う。
それぞれの被災地が、被災者各々が、この許されるエゴをもっと主張すべきだ。


この悲痛なエゴを吸い上げる装置が国会議員であることはいうまでもない。
ふだん我田引水をしてるあの人たち、何やってんだ!


復興財源

2011-05-09 18:12:00 | まちづくり
Yakyujo_2バカげた話だ。
さして野球が盛んでない我がまちに、
甲子園にでるような強豪校もない我がまちに、
むろんプロ野球球団など無縁な我がまちに、
30億円をかけて野球場を新設するという。


現在ある球場はこのまちの規模にフィットしてるし、
30億円という費用は野球場建設としては中途半端なものだろう。
その筋のひとの話だと、この工事をおこなったとしても、
地元の雇用も創出しないし、地元業者もさして潤わないらしい。
この暴挙を止める手立てはないのだろうか?


この30億円の内、6億円は市の予算、24億円は合併特例債絡みということだ。
中津市が合併したのは、平成17年というから、6年ほどもまえになる。
6年も経ってるのに、まだそんな使えるおカネがあるんだ。


ということは全国の自治体にも、我がまちの野球場建設のような、
合併特例債を使うムダで無思慮で無計画な公共工事が山ほどあるんだろう。
それらを洗い出し、震災の復興財源に充てればどうだろう?


その先鞭を我が中津市がつけてほしいのだけど、
ウチの市長には望むべくもない。
素人考えだと一笑に付されるだろうし、
仮に可能だとしても、やる度量も器量もあの人にはこれっぽっちもない。

富士スカウト

2011-03-23 14:22:00 | まちづくり
Buckleきのう、ベンチャースカウトから一通のメールが届いた。
差出人は医学部1年生の太朗くんで、
彼はボーイスカウトの最高峰「富士章」を獲得している。


東北へ出発する、という内容だった。
4年前の英国での世界ジャンボリー(21WSJ)で知り合った
神戸隊の先輩、看護師、太朗くんの3人で向かうらしい。


メールには、こう書かれていた。

   今、この春休みでないとできない。
   自分は夏休みには 22WSJ に行かなければならない。
   だから今、行きます。
   他の2人も同じです。


居ても立ってもいられない、青年のピュアな気持ちが痛いほどわかる。
彼らの活躍を願わずにはいられない。


16年前の阪神淡路大震災のとき、
やはり当団の富士スカウト、章太郎くんが関西に住んでいて、
いち早くボランティアとして現地入りした。
彼は豚汁やカレーライスの具材を送るように僕に依頼し、
毎日それを調理しては被災者に配給した。


繰り返すが、章太郎くん、太朗くんともに富士スカウトだ。
彼らが付けているのは、ブリキの金メッキのバッジではなく、
本物の金のバッジだ。


誰に言われるでもなく、自発的に行動する。
僕は彼らを誇りに思う。
匹夫の勇や義侠心でスキルも知識もないのに被災地にいくことは無謀だが、
他のスカウトたちも自分にできることを考えて行動を起こしてほしい。


ベンチャー隊長などというエラそうな役職を拝命しているが、
スカウトたちに教えられたり、刺激を受けることの方が多い。
僕もスカウト活動に携わる身として、できることをやるつもりだ。


エコバッグとレジ袋

2011-02-11 16:22:00 | まちづくり
Ecobagスーパーに買い物にいくことなんてほとんどないけど、
エコバッグを5個以上もってる(買ったことはない)と思う。
けど、それが今、どこにあるのかおぼつかない。


レジ袋有料制を採用しているスーパーが、地元に数件ある。
JC の後輩 H 君のお店もその一つ。
そのレジ袋の収益は、中津・桜ともみじの里づくり事業に寄付されている。


その H 君とは JC 卒業後も、まちづくり系の NPO で今も親交がある。
今朝も会議で一緒だった。


H 君に、僕は言った。
「オマエの店にいくとき、オレは絶対エコバッグをもっていかない」
「敢えて、レジ袋を5円だして買う」


僕のような放蕩者は、
なまじグリーンコンシューマーを気取ってエコバッグをもつよりも
レジ袋に5円払って、桜やもみじを植える資金の一助にしてもらう方がいい。
大げさにいえば、その方がずっと地球に優しい。


こういうのを天の邪鬼というんだろうけど、
僕なりのエコ・アクトとして慎ましやかに続けていこうと思う。


持つべきものは友

2011-01-24 10:23:00 | まちづくり
餅つきミッション@南部自由市場。
なんの見返りもないのに、
JC 時代の友人&後輩が10人ほど手伝いにきてくれた。
これぞ、「JC の友情」だ!


きみの友だち きみの友だち

 重松 清
 価格:¥ 1,680(税込)
 発売日:2005-10-20


友だち? 他人だよ、そんなの。
でも、特別な他人。大切な他人。
JC 時代、嬉しいこと、つらいことがいっぱいあったから「友だち」の意味がわかった。


痛みや喪失を乗りこえ、若造たちはやがてオッサンになった。
あのとき片方の手の中で吠えていた凶暴な情熱は、今もそのままに。
持つべきものは友だちだよな、やっぱり!

戯作な味

2010-12-27 09:40:13 | まちづくり
Bgrade極寒の南部自由市場。
JC の後輩 A 君(彼は豆腐屋さん)& H 君(こっちはスーパー経営)と
湯豆腐とみそ汁を参加者にふるまった。
きのうは身を切るような寒さだったし、何といってもタダだから、
皆さん喜んで食べてくれた。


来月は、餅つきとぜんざいの予定。
いったい何のために、そして誰のために、
僕はこんなことをしてるんだろう?


今月の南部自由市場には、B 級グルメの猛者たちが参加してくれていた。

  「富士宮やきそば」
  「八戸せんべい汁」
  「津山ホルモンうどん」

いずれも B 級グルメ界の歴戦の猛者たちだ。


B 級と言うくらいだから、その味は上品なものじゃない
と、想像はしていた。
縁日で食べるたこ焼きやアメリカンドッグのような、
ゲサク(中津弁)な美味しさみたいなものがウケてるんだろう。


野次馬根性で、ひと通り食してみた。
うーん、正直ピンとこなかったな。
けど、あれ食べたさに何万人ものひとが集まるんだから、
人間の心理というのは不思議なもの。


南部自由市場もその辺りのツボを探し当てれば、
もっとステキで集客力のある市場になるんじゃないかな?
もっとも、口で言うほど簡単なものじゃないだろうけど…。


知行合一

2010-10-29 21:08:55 | まちづくり
Ono_shinya縁があって、小野晋也さんというひとを招いての講演会に携わった。
地元の青年経済人(若手経営者)を集めての講演会を企画した。
100名程度の動員目標を立てたんだけど、
結果的に140名ほどの参加者があり、成功裏に終わることができた。


それはいい。
義理できてくれた参加者には非礼なことなんだけど、
僕は、小野氏の人物像に対して疑心暗鬼な部分があったし、
今も、わずかながら、その気分を払拭できていない。
山師的なマインドを感じてしまうんだよな。


とは言え、この講演会の提唱者の S 氏や M 氏はピュアハートの持ち主で、
自身の栄誉や名声など微塵も求めてない。
だから、僕はこの事業にコミットした。


きのう1度お会いしただけだけど、
小野晋也さん(とその友人)は陽明学の徒なんだろう。
僕は二次会の寿司屋で、思い切ってその感想をぶつけてみた。
すると脇から、小野さんの東大時代の同級生、M さんが1冊の本を僕に差しだした。

  「伝習録」 by 王陽明

目から鱗が落ちた。
学生時代、陽明学に仄かな憧憬があって関連書籍を探したんだけど、
ついぞ巡り逢わなかった。
今回 M さんが「伝習録」の訳本を、偶然、持ち歩いておられた。
それを、その場で(その寿司屋で)、僕にプレゼントしてくれた。


素人解釈ながら、陽明学思想はプラグマティズムなんだろう。
商売にしろ、社会開発にしろ、ボーイスカウトのような青少年事業にしろ、
「知行合一」のマインドをもって立ち居振る舞いをしていきたいと改めて感じた一日だった。