私はSLが好きでよく乗る。今日も休みを利用して小旅行を楽しもうと駅に向かった。雑踏の中をかきわけ交差点で信号待ちをしていると、なぜかとても懐かしい駅を見たような気がした。私は急いでその駅に向かった。懐かしい駅には若い頃に見た時刻表が張られている。「うん、確かこの区間は廃止になったはずだが‥‥。」不思議に思いながらも切符を買い改札に向かうと駅員が「お客様、本当にご乗車されるのでしょうか?」おかしなことを聞く駅員だと思いながら「乗ります」、そう答えてSLに乗り込んだ。客室の戸を開け席に着こうとして驚いた、なんと死んだはずの人達が大勢乗り込んでいる。あまりの驚きと懐かしさでついつい不思議に思いながらも話し込んでしまった。ふと窓の外を見ると喪服の妻がいた。ギョッとして思い出した、そう私はあの交差点で事故に遭ったことを‥‥。 面白くもないショート小説、どうでしょうか?
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