酔いどれおやじの千五百七十五日目

「まー君、ぜってぇー大リーグ行ってね」



「そりゃー神様ですから‥‥」



「あちゃー、また余計な事いってしまった」

酔いどれおやじの千五百七十四日目

「へへ、まー君が神様だって！



「僕がその神様だといったまー君ですが、なにかご不満でも‥」



「えっ、いないいないばー」

酔いどれおやじの千五百七十三日目

「ああいい湯だった」



「「このデラックスさがいいんだよな～」

酔いどれおやじの千五百七十二日目

「ババンババン、いい湯だな～、いい湯だな、寒い日はこれに限る！」



ババンバ‥‥、さぶ！」



「馬鹿だな、俺、水浴びしちゃった‥」

酔いどれおやじの千五百七十一日目

「ゆ～きやこんこ、あられ～やこんこ、わ～い雪だ雪！」



「わしゃ、寒いのは嫌いじゃ。は～るよ来い、は～やく来い！」

酔いどれおやじの千五百七十日目

「ねぇ、お父さん」



「ぬぁ～んだ」「ぎょぎょぎょ～」「もと～い、じぇじぇじぇ～」

酔いどれおやじの千五百六十九日目

「うん、以後気をつけるように！」



「なんかムカつく」

酔いどれおやじの千五百六十八日目

「なんかきつね君可哀想だな、あやまっちゃお、ごめんちゃい！」

酔いどれおやじの千五百六十七日目

「やだ、お前になんかやらん」



「そんなこといわないで‥」



「ふん」



「ちぇ、馬鹿太郎！」



「なんだと！」

酔いどれおやじの千五百六十六日目

この間、太郎にご飯どきのお返事をさせると、遠くでキツネのお返事も聞こえた。



「ケ～ン、俺も返事したぞ！