酔いどれおやじの千七百四十五日目

突然、我が町が全国一の暑さになりました。見てください太郎のこの姿。「あぢぃ～」

酔いどれおやじの千七百四十四日目

「愛しちゃったのよ、ふふ、ふんふ、愛しちゃったのよ、ふふ、ふんふ」





「太郎にもがきたようです。どなたかご紹介を…」

酔いどれおやじの千七百四十三日目

天井のすまっこにいた蜘蛛君も餌がかからず、しばらくして中央に移動してきた。



「あの～お腹すいてたまりません。血を少しだけ吸わせてはもらえんでしょうか？」「うん、太郎、少し血を吸わせてあげなさい」



「やだ～！」

酔いどれおやじの千七百四十二日目

「とうやん、天井の片隅になんかいるぞ！」「ああ、この間から下宿中の蜘蛛くんだ」「ええ、同居人」

酔いどれおやじの千七百四十一日目

「うん、お隣さんは焼肉だな～。家は！」



「残念でした、焼き魚」「やだ～、焼肉～」

酔いどれおやじの千七百四十日目

「ええ～、毎度バカバカしいお笑いを一席。隣に囲いが出来たんだって、塀～…」

酔いどれおやじの千七百三十九日目

「たっち、見てみろ自然の力強さを！」







「いいえ、たっちはこれでいいです」「馬鹿者～」

酔いどれおやじの千七百三十八日目

寒い日が続いております。



「ああちゃっぷい、ちゃぷい」



「ああちゃっぷい、ちゃっぷい」「お前というやつは本当に～」

酔いどれおやじの千七百三十七日目

「太郎、留守番たのんだぞ～」「は～い、さて鬼のいぬまに一休み、グ～、グ～」



「太郎、ただいま～、あれお前寝てなかったか？」「いいえ、寝てません」

酔いどれおやじの千七百三十六日目

「太郎、おわずけ！」



「あの～、それを私にもどうか一つ…」