酔いどれおやじの千六百三日目

「お正月、お正月」「この馬鹿たりどもが、それは七五三だろうが‥、たっくもう」



「ああ、はじぃかしい、馬鹿犬どもが！」



「なんだと！」

酔いどれおやじの千六百二日目

「ねぇねぇ、おじしゃん」「た、頼むからとうやんって呼んで‥」

酔いどれおやじの千六百一日目

「え～と、あなた様はどちら様でしたっけ‥」「くそ～、まだ言うか～！」

酔いどれおやじの千六百日目

「たっち～、帰ってきたぞ～」



「誰だお前、お前なんか知らん！」「もう～、ちょっと家を留守にするとこれだもんな～」

酔いどれおやじの千五百九十九日目

「大変だ、とうやんが入院するぞ！」



「なに～、どうしてだ」




「なんか癌らしいぞ」「まて、誰がそんな事をいった！」



「ま、まずいなんか話がおおげさになってきたぞ。知らん顔しょう」「誰だこんな噂を流した奴は‥」

「まま、とうやん、人の噂も七十五日ですから」「お前か～、噂の元は～！」　という訳で四日ばかり留守をします。

酔いどれおやじの千五百九十八日目

「う～ん降りれん、誰か助けてくれ～！」

酔いどれおやじの千五百九十七日目

「やっぱりあの子は僕を捨てて行ってしまった‥」



「シェーン、カムバック～、うん、なんか違うな」

酔いどれおやじの千五百九十六日目

「なんだなんだぇ～、あんな女の一人や二人ぃ～」





「やっぱり捨てなぃで下しゃい！」

酔いどれおやじの千五百九十五日目

「あんまり寒いもんでちゃぼに入れてもらった」



「俺も入りて～」

酔いどれおやじの千五百九十四日目

「ごみんなしゃい、ごみんなしゃい」



「いってぇ～、げんこはられた‥」「お前なにやらかした」



「いやぁ～、かあやんにこれが女ぞって言っただけ‥」「う～ん、お前が正しい、あっ‥」　　さてこの後のとうやんの

運命は‥。