酔いどれおやじの独り言

徒然草の現代版

酔いどれおやじの八百四十日目

2011-11-06 03:10:11 | Weblog
今年は異常に熊の出没が多い。我が学校の裏の野菜園もやられた。山に食べ物がないのだろう。それでこんな話を作ってみた。
暗い闇夜を狙って俺は人里に出た。「何か、何か食うものがないか?」その辺を片っ端にあさってみた。「出た、出たぞ!」突然、人間の声が荒々しく聞こえた。「ズドーン、ズドーン」何発かの熱いものが俺の体に突き刺さった。それにともない物凄い激痛が体中に走った。「なにをする、な、なんてことを‥‥」俺はそれから逃げるように山に帰ろうとした。さらに数発また俺の体に激痛をもたらした。俺は後ろを振り向き手を合わせこう言った。「子供が、子供が食べ物を待っているんだ、もう勘弁してくれ!」そう言った後、俺は気が遠くなった。微かに人間の声が聞こええた。「こいつ今、手を合わせるようなかっこしてなかたっか?」「うんなことはなかんべ~、こんな獣が‥」そうだ人間はいつも俺たちのことを理解などしてくれない、どうしてなんだ~、教えてくれ~、山の神よ‥‥!
コメント (1)
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