「熱で顔がこんなに腫れてしまった!」
この間太郎と散歩しているときつねがじっとこちらを見ていた。
「人間なんて嫌いだ!」
「いつも犬ばっか可愛がって」
「俺だって美味いエサや暖かい小屋がほしい、俺だって一応イヌ科なんだぞ!」
「人間なんて嫌いだ!」
「いつも犬ばっか可愛がって」
「俺だって美味いエサや暖かい小屋がほしい、俺だって一応イヌ科なんだぞ!」
「秋から冬にかけ野山は綺麗な紅葉から白い薄化粧に変わっていく、ああ今年もまた暮れて行く」
「ああ太郎、吟遊詩人なんちゃって!」