「亡国のイージス」は防衛庁(現:防衛省)の協力を受けるほどの戦争映画だが、
韓国国内では非難・批判が噴出したので配慮して原作が1部削除されている。
単なる戦争映画でなく、内容は見ていただくと分かりますが「亡国のイージス」と
は劇中で登場する論文に由来する。
論文の作者は論文の作者は宮津弘隆の息子で防衛大生の宮津隆史。
防大卒業が近づいてもいまだ国を守るという信念を持てず、悩んでいた。
その果てに執筆しネットで公開したのが「亡国の楯(イージス)」である。
中身を要約すると「国力とは財力や軍事力ではなく、国民が祖国に抱く愛国心」、
「今の日本には愛国心も、国家の意思と呼べるものも無い」、そして「防衛の要で
あるイージス艦は、守るべき国を亡くしている」である。
今、この国の未来に不安を抱かぬ者は一人としていないだろう。
未曾有の経済的発展を享受しながら、理想も持たず、国家としての責任能力も
自覚せぬまま世界進出を遂げた日本。
バブル崩壊が経済を袋小路へと迷い込ませたとき、そこに我々が誇るべきものは
何ひとつとして残らなかった。
そして、2001年9月11日以降、空虚な理想論など決して許されぬ現実を突きつけ
られ、我々が見つめることになった未来とはどんなものなのか?
あるべき国家の理想とはどんなものだったのか?」
その問題を突きつけた小説が「亡国のイージス」。
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