今日は奈良の家で仕事中です。
上の画像は私が今PCで作業中の部屋「店の間(みせのま)」の天井です。
「店の間」は表通りに面した部屋で、文字通り「店」として取引先の方との商談や
ちょっとした事務や作業場として使われる(使われていた)部屋です。
天井の話に戻りますが…
画像の天井は普通の家のものとは違い、なんだか丈夫な木材で作られているでしょ?
実はこの部屋の上には厨子二階(つしにかい)と言って、表の通りからは見えにくく作られた大きな部屋があります。
つまりこの天井は二階の床板なので、こんなに丈夫な木材が使われているのです。
そしてその二階の部屋は、昔は奉公人の寝床や物置として使われていました。
二階の部屋もお見せしたいのですが、半世紀以上掃除をしていないので、またいつか掃除をしたときにお見せしますね。江戸時代、明治時代の生活用品、おもちゃ、鉄カブトなど埃を払えば面白いものが色々あるのでまた次の機会をお楽しみに
※厨子二階の説明で、表の通りから見えにくく作られたと書きましたが…
本当は、町人の住む家から表の通りを通る偉い人(武士など)を見下ろすことが無いように本格的な二階建ては許されなかったのです。明治時代になると武士への配慮が必要なくなり本二階という普通の2階建てが出来るようになりました。
だから、厨子二階の様式の家は武士の時代、江戸時代かそれ以前の建築の場合が多いです。
しかし奈良の家は本当に静かな家です。
ボーっとしていると2、3時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。
昔と全然変わらない静かな場所です。
これから何年かかけて、悪くなったところを修復する計画です。修復が済み、機会があればみんなにも遊びに来てもらいますね!
ではまた