こんにちは!月乃和熊(ツキノワグマ)です!!
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零式艦上戦闘機(2) 登場!世界最強の戦闘機
正式名称が示す通り、ゼロ戦は航空母艦から発着可能な海軍の戦闘機だ。
世界からは航空後進国とみなされていた日本であったが、昭和15年(1940)当時、最高速度の時速510kmを誇り、20mm機銃2丁と7.7mm機銃2丁を装備し、破壊力、格闘戦における旋回能力、航続距離など全てにおいて、世界最高水準の戦闘機だった。
20mm機銃
7.7mm機銃の射出口。右上に20mm機銃が見える
海軍は「攻撃は最大の防御なり」の思想と速度、格闘戦能力を追求するあまり、零銭に防弾装置を施すことをしなかった。
当初は本当に、一たび格闘戦に入ればゼロ戦にかなう戦闘機はなく、防弾装置など必要ないように思われた。
しかし、ゼロ戦の機体のを覆うジュラルミンの厚さは、わずか0.5mmだったために、無理に急降下をすると、金属の翼は浪打ち皺ができて、挙句に空中分解を起こす危険があった。
それに対し、開戦時のアメリカ軍の主力戦闘機、F4Fワイルドキャットの機体を覆うジュラルミンの厚さは、3.5mmで、ゼロ戦の7倍だ。
しかも、操縦席の背中には2.5cmもの鋼板を装備しながらも、急降下の速度はゼロ戦より速かった。
そこでアメリカ軍は、ヒット&ラン戦法を編だした。
それまでは「雷とゼロ戦に遭遇した時は退避しろ」とまでゼロ戦を恐れていたが、ドックファイト(格闘戦)を避け、攻撃するときは、2機が1組になり高空の優位な地点から急降下で、ゼロ戦に一連撃を浴びせて、急降下のままさっさと逃げるのだ。
こうなると、ゼロ戦の機体は脆弱なので、追いかけられない。
また、逆に1発の弾丸が燃料タンクを貫いただけで、墜落するかもしれない危険が増した。
スピード、火力でF4Fワイルドキャットを凌ぐ、F6Fヘルキャットが出現するころには、日本軍の熟練搭乗員の消耗も激しく、いよいよアメリカ軍の反抗が本格的になっていくのでありました。
8月10日の21時からBSプレミアムで、零戦(ゼロセン)後編が放映されます!
零式艦上戦闘機(3) 52型 2013-08-24 につづく~
前の記事 零式艦上戦闘機 わずか1000馬力の戦闘機 2013-08-03
零戦52型の雄姿フォトアルバムをご覧あれ!!
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零式艦上戦闘機リンク集 2013-09-14
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