各宗教界は「同性愛」「LGBT」をどう受け止めているの?より抜粋
2019.02.08
https://the-liberty.com/article.php?item_id=15387
イエス・キリストの霊言
「人にはそれぞれ考え方の違いや、趣味・趣向の違いは否定できないものがある。同性愛自体を完全に禁じられるかというと、難しい面はある」
「同性愛を、法解釈的に、キリスト教の教えのなかで吸収するとしたら、『隣人愛の考えのなかには、男女の区別はない』というところに求めるべきであろうと思いますね」
教義上は同性愛に否定的でも、個人の性的指向は尊重し、「同性愛も隣人愛のひとつ」という寛容な姿勢を示していました。
イスラム教:同性愛は厳格に禁止 死刑になる国も
コーランでは、「同性愛は罰されるべき」としているといいます。ムハンマドやアリーが同性愛者を処刑したハーディス(伝承)に基づくイスラム法を国法としている国もあり、一部の国では、同性愛が重罪になります。
例えば、アラブ首長国連邦(UAE)では最高でむち打ちと懲役5年の刑、イランやナイジェリアなどでは死刑になる場合すらあります。
マレーシアでも、同性愛行為は最長で懲役20年の刑が科せられる重罪です。しかし、人権活動家などがこうした刑罰を「非人間的」だと非難するなど、揺り戻しも起きています
仏教:同性愛を戒めているが、比較的寛容
チベット仏教は、同性愛自体は禁じてはいませんが、行為は戒めています。
国民の95%が厳格な小乗仏教を信仰するタイでは、同性愛者や性転換をする人が非常に多いです。
大川総裁『比較宗教学から観た「幸福の科学」学・入門』より
「『異性を罪悪視する考え方』をとると、同性愛者が増える傾向があるのです。要するに、異性を罪悪視すれば、『同性だったら罪にならない』ということで、同性愛が流行ってくるわけです」
仏教では「道はずれな情欲を起こすべきではない」という「不邪淫戒」があり、男女関係が厳しく戒められているために、同性愛に走る仏教徒が少なからずいると言われています。
日本神道:家族制度の崩壊、国家滅亡を危惧
大川総裁・天照大神の未来記より
「それは、『家族を崩壊させようとするものが、国の法律として通ろうとしている、あるいは、憲法として通ろうとしている』ということですので、家族の維持ができない社会制度を推進する国家は、滅亡に至ります」
同性愛者が増え、従来の家族制度が崩壊すれば、国家の滅亡につながるという危機感がうかがえます。
ユダヤ教:『旧約聖書』で同性愛は罪
キリスト教と同じく、『旧約聖書』は快楽的な生き方を許していないため、同性愛を禁止されています。子孫を残すという目的を重視する考え方が強い。
ヒンドゥー教:罰則・カースト追放も
ヒンドゥー教でも同性愛は罰則の対象。罰金やカーストの追放などの処置。
インドでは昨年9月、最高裁判所が同性同士の性行為を違法としない判決を下しました。インドも現代的に変わってきています。
ゾロアスター教:同性愛は認めていない
ロックバンド「クイーン」のボーカルで、最近のヒット映画「ボヘミアン・ラプソディ」のモデルでもあるフレディ・マーキュリーは、有名なゾロアスター教徒で、同性愛者でした。ゾロアスター教は同性愛に寛容かと思いきや、実は教義では同性愛は認められていません。
権利は認めてもブームにすべきではない
幸福の科学の同性愛についての見解
大川総裁・講演『未来への希望』より
LGBTなどの「少数者の権利は守られるべき」と前置きし、
「ただ、この地球では、基本的に女性と男性は分かれて生まれることによって、相対的に性を持つことによって、人生経験を豊富にするという目的を与えられておりますので、基本は、そういう考え方なのだということは申し上げておきたいと思います。例外はあるかもしれませんけれども、例外の方が当たり前で、そちらの方がブームなのだというかたちで、あまり後押しが強すぎるのは問題があるのではないかと思います」
幸福の科学は、人間の本質は肉体ではなく魂であり、あの世からこの世に何度も生まれ変わって魂を磨いている存在だと教えています。
その転生輪廻の過程で、男性として生まれることもあれば、女性として生まれることもあります。どの性で生まれるかも人生計画の一つであり、自分の魂経験に必要な環境を自分で決めて生まれてきています。
過去世は男性だった魂が今回の転生では女性として生きることで、違和感を覚えることもあるかもしれませんが、それぞれ、持って生まれた性を受け入れて、果たすべき役割を果たすことを神は期待していると言えるでしょう。
「今回の人生、自分はどのような経験を積み、どんな役割を果たすべきなのか」という視点が大切なのではないでしょうか。(小林真由美)
知っておきたい LGBT 7つの知識、より抜粋
2018.06.29
https://the-liberty.com/article.php?pageId=4&item_id=14591
知っておきたい 5
問題を解くカギは転生輪廻?
なぜ、自分の性別に悩む人が一定数いるのか。「DNAが性別を決定づける」という現代の考え方だけでは測れないものがある。
世界の宗教で伝えられる″魂"の存在こそが、LGBTを理解するカギとなる。
人間の本質は魂であり、永遠の生命を持って、この世とあの世を何度も転生輪廻しているとしたら―。時代や環境、そして性別までも変えて生まれてくるなら、心と体の性が違ったり、同性を好きになったりする理由も納得できるのではないだろうか。
幸福の科学の霊査によると、転生の中で男性に生まれたことが多ければ男性の意識を、女性で生まれたことが多いと女性の意識を持つことが多く、男女を交互に生まれ変わることもある。
性別は、その転生で学びたいことや果たしたい使命によって、自分で選んでくることが多い。そのようにして、人は転生の過程でさまざまな経験を積むことで、魂を磨いているのだ。
前出の自分の性に違和感を覚えている女子大学生は、この霊的真実を知り、納得したという。
「体が女性なのに心が男性という感覚が本当につらく、家族や友人にも言えず希望が見えませんでした。女子の集団が苦手で、中学校から不登校にもなってしまって。でも、"人間の本質は魂"という考え方を知って、私の中には男性の魂が存在すると確信し、初めて納得できました。そして、この霊的人生観を学んだことで、女性の魂も私の中にいると感じるようになったんです。今は性別にとらわれるような意識は薄まり、そんな自分を受け入れることができています」
知っておきたい 6
性別の選択も含め全ては魂を磨く修行
性別は自分で選んで生まれてくることが多いが、前世の"カルマ"の刈り取りの観点で性別が決まるケースも存在する。
大川隆法・幸福の科学総裁が、心と体の性の不一致で悩む女性のリーディングを行った際、前々世は明治維新の志士の一人で、過激派として名を馳せたため、前世では"休息"として、あえて女性として生まれたことが判明した。
さらに今世も女性で生まれたほうが有利と判断したものの、性別への違和感が抑えきれなかったという。
本人の意にそぐわない性別に生まれることがあっても、その性別で人生修行を送るようにという「神仕組み」と言える。
前出の、L(レズビアン)と自覚するニューヨークの20代女性は、魂や転生輪廻について知り、自分の過去世について考えたという。
「私は前世、シスターとして結婚もせず一生を神に捧げたのかもしれません。その時に、女性ばかりの環境で同性に恋愛感情を抱きながらも、信仰を理由に押し殺していた。それが今、表れているのかもしれないと感じるんです。LGBTであることにも必ず理由があると思うので、そうした悩みを抱える人は、あまり自分を責めないでほしいです」
性の多様化は、魂や転生輪廻という視点から見ると、決しておかしなことではない。しかし、「心は違う性別だから」と、ただ開き直るのではなく、今世の性別を受け入れて生きようとすることも大切だ。
知っておきたい 7
より使命が果たせる性別を選んでくる
幸福の科学の霊査によれば、イギリス初の女性首相であるマーガレット・サッチャーは、女性の社会的地位の向上のために、男性リーダーとして人々を導いた過去世を持ちながら、あえて女性として生まれ、政治家としてイギリスを立て直した。
性別の決定には、その人生で果たすべき使命も大きく関わることが多い。
前出の女子大学生は、最後にこう話してくれた。
「LGBTの人はつらさを乗り越えようと肉体を変えたり、権利のために訴えを続けたりしている方も多いと思います。それも必要なことかもしれませんが、体や環境を変えるだけでは、過去までは変えられません。私も以前は、自分の苦しみにばかり目を向けていました。
でも『この性別で生まれてきたことも、必ず意味があるはず』と思えるようになったら、周囲から与えられていることに目が行くようになり、今は生きていてよかったと心から感じています。
今後は同じ苦しみを持つ方に霊的真実を伝え、前向きになっていただけるような活動をしたいです」
権利や生きやすさを守るための制度を整えることは大切だろう。同時に、自分が今世、この性別で学ぼうと決めてきたことや使命に思いを馳せることも、多様な価値観を理解するために必要ではないだろうか。
人は男性にも女性にも生まれ変わる
片方の性で転生をくり返す魂もいるが、男女両方を経験することも多い。例えば、前世や前々世で女性として生まれ、今世は男性として生まれてきた場合、女性の意識が強く、男という性に違和感を感じることもある。
リーディングの"その後"レポート
女性で生まれてきたのは、強みを輝かせるためでした
「心と体の性の不一致」の事例として遠隔リーディングを受けたAさんに、考え方の変化などを聞いた。
「『なぜ女性で生まれたんだろう』『男ならもっと仕事もできるのに』という思いがずっと心にありました。しかしリーディングで、私の中の男性的な、熱く情熱的な魂を押し殺す必要はなく、それを大切にしながらも、今世は女性として生きることで生まれる"徳"を育んでいきなさい、という神仏の慈悲の深さに感謝があふれました。
女性で生まれたことは、自分の強みを輝かせる道だったのです。神仏が愛してくださっている個性を私も愛し、育んでいこうと決意しています」