心の発展のなかで、私は希望と勇気ということをあげましたが、これでもたらされるものは、魂の器が大きくなるということであり、みなさん自身の魂のよき影響力、感化力が増えてゆくということであり、魂の足腰が強くなってゆくということでもあります。
単なる現状維持の自分の「悩みさえなければよい」という思いから離れて、さらに荒々しい環境のなかで、そのダイナミックスのなかで、力強く希望に満ちて生きてゆくことによって魂をさらに発展させ、そのことによって、自分も大いなるよろこびを得、また、多くの人びとをもよろこびの道に率いてゆくことができるわけです。
『悟りに到る道』 P.155より