場と共創
2016-08-13 | 日記
お盆を迎え本日のバンド練習はお休みとしました。静かに「観客と非分離の演奏会」について考えます。誤解を恐れずに言えば、私たちはプロの演奏家を目指しているのではありません。では何のためにやっているのか。練習を積んだ後のアウトプットの場で、「共創」の醍醐味を味わうためではないかと考えるのです。共創とはボランティア概念のように一方的なものではなく、サーバント概念のような「場」が生み出す価値でしょうか。
★飯田まつりでのダンス(銀座スクランブル交差点)
東京工業大学の三宅美博先生のお話です。『四国には、四国八十八カ所という空海の修行の足跡を訪ねるお遍路がある。これを支える仕組みのひとつに「お接待」という風習がある。遍路をしている人に地元の方々が食べ物やお賽銭を差し出すのである。白装束に身を包み、あるいは金剛杖を手にしてお遍路として四国を歩くと、行く先々で様々なお接待を受けることになる。こうして都会からの来訪者は驚きとともに「場」に受け入れられることになり、その結果として自他の境界が消滅するのである。「お接待」とは、「場」への贈与によって「場」からのはたらきかけを待つこと、つまり「場」と「接する」のを「待つ」という姿勢であろう』。大学の先生の言葉は難解ですが、これが「自他非分離」の哲学です。
★中学生ブラスバンド(福与納涼祭)
共創のルーツは、ホンダ技研の元社長である久米是志氏やシャープの元副社長の佐々木正氏、前川製作所の元社長の前川正雄氏にまで遡ります。共創において最も重要なことは自他非分離の「場」に我が身をおくこと。共創は、デカルト以降の近代文明の基本思想となってきた「自他分離」という考え方の限界について研究しています。
今後の練習予定(時間は14:00~17:00)★8/20・27飯田市松尾公民館。ウクレレ好きの方お待ちしています。お気軽にお越しください。
★飯田まつりでのダンス(銀座スクランブル交差点)
東京工業大学の三宅美博先生のお話です。『四国には、四国八十八カ所という空海の修行の足跡を訪ねるお遍路がある。これを支える仕組みのひとつに「お接待」という風習がある。遍路をしている人に地元の方々が食べ物やお賽銭を差し出すのである。白装束に身を包み、あるいは金剛杖を手にしてお遍路として四国を歩くと、行く先々で様々なお接待を受けることになる。こうして都会からの来訪者は驚きとともに「場」に受け入れられることになり、その結果として自他の境界が消滅するのである。「お接待」とは、「場」への贈与によって「場」からのはたらきかけを待つこと、つまり「場」と「接する」のを「待つ」という姿勢であろう』。大学の先生の言葉は難解ですが、これが「自他非分離」の哲学です。
★中学生ブラスバンド(福与納涼祭)
共創のルーツは、ホンダ技研の元社長である久米是志氏やシャープの元副社長の佐々木正氏、前川製作所の元社長の前川正雄氏にまで遡ります。共創において最も重要なことは自他非分離の「場」に我が身をおくこと。共創は、デカルト以降の近代文明の基本思想となってきた「自他分離」という考え方の限界について研究しています。
今後の練習予定(時間は14:00~17:00)★8/20・27飯田市松尾公民館。ウクレレ好きの方お待ちしています。お気軽にお越しください。