健和会デイサービスさん「1月演奏会」の続きです。
今回Xmasソングは使えません。
私たちの専門? ハワイアン🌴だけでは受けないでしょう。
そこで、唱歌や昭和の歌謡曲にもチャレンジ!
私の前に座り聴いてくださったのは、あまり体が動かない、おそらく大きな声も出せないと思われる一人の女性でした。
“仰げば尊し”…古い記憶を辿るようなしぐさで体を動かしてくださいました。
遠い目をして歌うその方に、私は感動しながらギターを弾いていました。
<深川洋一著>
『生命の暗号を聴く』という本を読みました。
難しい内容でしたが、宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』を例にあげ、音楽が生き物に働きかける力を持っているといった分かりやすい逸話も載っています。
アフリカからアメリカへ連れてこられ厳しい境遇にあった黒人労働者(奴隷)たちは、辛さを癒すために歌をうたった。
有名な『Nobody Knows the Trouble I've Seen』は、そうした黒人霊歌が原曲だと言われています。
日本では『誰も知らない私の悩み』という曲名紹介が一般的です。
本に掲載されている『誰も私の悩みを知らない』の楽譜と、『β-グルクロニダ―ゼ抑制』の対比図は、メロディがよく似ていることを示しています。
厳しい筋肉運動(労働)をすると、血清や筋肉の中にある『β-グルクロニダ―ゼ』というタンパク質の量が大きく増加するそうです。
『β-…』のメロディは、筋肉が修復され『β-グルクロニダ―ゼ』の量が減っていく時の、筋肉から出る振動数を可視化したものだと。
『誰も私の悩みを知らない』のメロディがタンパク質に共振同調を促し、結果『β-…』の量が減少に転じるのだとか(リズムの引き込みならぬ、メロディの引き込み?)
難解ですが、そんなものがあるのか! 驚きでした。
体が辛い状態の時、ほんの少しの時間かもしれませんが、音楽がそれを緩和できたならいい。
演奏会のあと、利用者・スタッフの方々と一緒にお茶をご馳走になりました。
「こういう歌はいいね、また来てくださいね」。
今後の練習予定(時間は14:00~17:00)
★2/16飯田市竜丘公民館/ふるさと学習室、2/23飯田市松尾公民館/第1会議室
音楽好きの方お待ちしています。お気軽にお越しください。