たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★話して、離れて、放たれて。 子もり坐禅会開催しました。

2014年05月07日 | 行事報告
遅ればせながらご報告です。
初めての試みとして、4月22日に子もり坐禅会を開催しました。


参加して下さったのは6組のお母さんとお子さん、
子もりサポートをしてくれた5名のスタッフ・学生さん。
雛型とか叩き台がなく、先行事例も寡聞にしても聞いた事がなく、
まったく手探りの状態での開催でした。



●当日のながれ


12:30~

 それぞれにスタッフ到着・打ち合わせ


13:50 開場・受付・挨拶

 6組の親子参加者の到着。

 書院控室にて子もりアンケート(子供の様子を確認するための聞き取り)
 当日の時間割り、子もりなどについての説明
 お母さんと、子もりを担当のスタッフ・学生さんとのコミュニケーション

14:20 坐禅指導

  引き続き控室にて、坐禅のしかたを説明。

  子供たちは隣にある図書コーナーを中心に遊んでいるけれど、
  たまに、坐禅に格闘しているお母さんにじゃれることもOK。


14:50 A班 坐禅 / B班 子もり

  A班のお母さん3名は坐蒲を携えて本堂に。
  本堂は書院と棟続きですが、2枚の防火扉があるので
  子供たちが大騒ぎしている声が全く届かずい静寂そのものです。

  足の組み方、呼吸方法、こころのあり方を再確認しつつ坐禅へ。
  止静時間は約30分間。
  子育て中にはなかなか味わうことが出来ないであろう
  ひとりになる場所で、何にもしない時間を、ただ坐ります。


  B班のお母さんとスタッフ・学生さんは書院に残って子もり。
  今回の企画では、完全な託児をしないという点です。
  参加者であるお母さんにも半数が残ってもらい、
  スタッフ・学生さんと一緒に子もりをするという点にあります。

  幼い子と接するのが初めての学生さんと、
  ママ友達との接触に片寄りがちなお母さんたち。
  普通であれば、顔を合わせて言葉を交わすことは稀です。
  子もりという環境に身をおいて、新しい発見があったでしょうか。


15:30 A班 子もり / B班 坐禅

  お母さんの坐禅と子もりが入れ替わります。

  普段の坐禅会であれば、坐禅に引き続いてお話の時間を設けていますが、
  今回はそういう時間を設けることは難しい状況で、
  坐禅中の最後の5分間ほどをいただいてお話もしました。
  お話の内容については、A班とB班で微妙に変えました。

  後日、お母さん同士が2種類のお話をしたことに気付いて、
  互いのお話の内容を伝え合うなんてことにもなれば儲けものです。


16:10 終了(事後アンケート記入)

  2時間という大枠での催事であるため、
  子もり・坐禅が終わった後の時間取りがありませんでした。

  結局、大半の方が16:30までたいざいすることになってしまい、
  自宅に帰って晩ご飯の準備をしたり、授業の時間がせまっていたり、
  当初お知らせ通りにはいかず、ご迷惑をかけてしまいました。



                    撮影は学生スタッフさん






とにかく1回やってみることで、自分のいたらない点や伸ばすべき点が見え、
事後の反省会も開催して、今後2回目を開催する場合の課題も挙がりました。
今回、いろいろな立場の人たちと協働し、刺激的でもありました。



ありがとうございます。
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