GW坐禅会、10名で開催しました。
初めて坐禅をする方を対象とした坐り方のご案内を30分間、
坐禅の時間を20分少々、休憩を挟んで30分ほどのお話の時間を持ちました。
坐前後のお話の時間は、ある参加者さんにお任せしました。
2012年に拙寺の坐禅会に初めて来られてから坐禅を続け
昨年タイに赴任をしてからはズームで参加をして来られました。
このゴールデンウィークに一時帰国されるというので、
「一言でも坐禅に言及されればどんなお話でも」とお願いした次第です。
★おはなしメモ (誤記・誤解があるかもしれません。)
タイのマクドナルドでは、合掌しているドナルドがお迎え「わい」。/ほほえみの国タイと言われるが、タイの人が言うには「100種類の微笑み」があると。中には、蔑みの笑顔もある。/仏教はタイの国教ではないが、王は必ず仏教徒である。/30万人の僧侶がいる。/仏暦が採用されている。/金ピカ、ド派手な仏教寺院/日本と様子が異なるのは、北伝と南伝の違いもある/徳を積む善因が重要視されている。/合掌の位置によって意味が異なる(相手との人間関係)
額 最高位僧侶
鼻 目上
口 同格
顎 目下
胸の前 侮蔑
男性は必ず出家する。短い場合は通過儀礼的に数週間。/社会全体がアルコールに対して規制的で、出家者の飲酒厳禁である。/肉食厳禁だが、布施の肉(信者からの供物)は食しても良い。/異性との接触があるとそれまでの徳がリセットされるので、お互いに注意深く接している。/坐禅のできる寺院は結構ある→ビパッサナー瞑想
※補足(異性との接触が戒められていることについて。)
上座部・大乗という違いや、依拠する経典や戒律が異なることから、どのような考え方があるのかは分からない点を前置きとして、個人的には、異性が悪いわけではなく、異性に触れて良からぬ気持ちを起こす方に問題があるのではないかと感じる。また、あくまで自らの解脱に重点を置くのか、社会事業などに重点を置くのかによっても、戒律との関わり方がかわってくるでしょう。
※補足(飲酒について。)
インド仏教やタイ仏教に比べるまでもなく、日本仏教は飲酒について寛容である。アルコールや飲酒についての社会的な地位・位置づけが、インド・タイでは低めに設定されているが、日本では、神仏にお酒を供えたり(神酒)、「お清め」と称してお酒を口に含んだり、杜氏の清酒作りが神事を取り入れていたりしており、お酒の地位・位置づけが高い。その辺も、飲酒について寛容となる一因との指摘がある。
★主な質問、感想など
Q 定期的な礼拝などはあるの?
A 定期かはわからないけれど、日常的にお参りが見られる。
O 信仰が篤い様子を見たことがある。
※ 補足
日本だとお墓参りが馴染みかもしれませんが、
寺院・本尊などへのお参りが盛んのように感じます。
Q タイには尼僧さんはいるのか?
A 仏教寺院の女性への規制は目立った。
※ 補足
仏教ではインド以来、四衆(出家か在家か、男性か女性か)という区分けがあるので、
女性の僧侶がいてしかるべきではないでしょうか。
でも、学生時代にタイを観光訪問した時には女性僧侶の存在には気付きませんでした。
※ 補足の補足
タイでは、女性の出家が長い間禁じられていたそうで、ここ近年は、
外国の尼僧団で出家しタイに帰国するという形が黙認されているとのこと。
(参考)ブログ:「尼」禁止に挑むタイの女性出家者たち(2019/1/11)
Q 寺院ではなく、お墓は?
A わからないです。
O ほほえみの意味にびっくり!
Q タイの僧侶は読経するのか。
A 唱えていた。
※ 補足
日々のお唱え・お祈りの言葉は、現地にもあるよう。
一時出家する際に覚えておかなければならない文言について
資料を見せてもらったことがあります。
お話してくださった参加者さんには、お時間を割いて準備をしてくださいました。
一時帰国というお忙しい状況の中をお願いしてしまったのは申し訳なかったです。
お話はとても興味深いものでした。有り難うございます。
今回の一時帰国を終えてタイに向かった時には、マイ坐蒲を持参されたとのこと。
これからもオンライン参加で、よろしくお願いいたします。
初めて坐禅をする方を対象とした坐り方のご案内を30分間、
坐禅の時間を20分少々、休憩を挟んで30分ほどのお話の時間を持ちました。
坐前後のお話の時間は、ある参加者さんにお任せしました。
2012年に拙寺の坐禅会に初めて来られてから坐禅を続け
昨年タイに赴任をしてからはズームで参加をして来られました。
このゴールデンウィークに一時帰国されるというので、
「一言でも坐禅に言及されればどんなお話でも」とお願いした次第です。
★おはなしメモ (誤記・誤解があるかもしれません。)
タイのマクドナルドでは、合掌しているドナルドがお迎え「わい」。/ほほえみの国タイと言われるが、タイの人が言うには「100種類の微笑み」があると。中には、蔑みの笑顔もある。/仏教はタイの国教ではないが、王は必ず仏教徒である。/30万人の僧侶がいる。/仏暦が採用されている。/金ピカ、ド派手な仏教寺院/日本と様子が異なるのは、北伝と南伝の違いもある/徳を積む善因が重要視されている。/合掌の位置によって意味が異なる(相手との人間関係)
額 最高位僧侶
鼻 目上
口 同格
顎 目下
胸の前 侮蔑
男性は必ず出家する。短い場合は通過儀礼的に数週間。/社会全体がアルコールに対して規制的で、出家者の飲酒厳禁である。/肉食厳禁だが、布施の肉(信者からの供物)は食しても良い。/異性との接触があるとそれまでの徳がリセットされるので、お互いに注意深く接している。/坐禅のできる寺院は結構ある→ビパッサナー瞑想
※補足(異性との接触が戒められていることについて。)
上座部・大乗という違いや、依拠する経典や戒律が異なることから、どのような考え方があるのかは分からない点を前置きとして、個人的には、異性が悪いわけではなく、異性に触れて良からぬ気持ちを起こす方に問題があるのではないかと感じる。また、あくまで自らの解脱に重点を置くのか、社会事業などに重点を置くのかによっても、戒律との関わり方がかわってくるでしょう。
※補足(飲酒について。)
インド仏教やタイ仏教に比べるまでもなく、日本仏教は飲酒について寛容である。アルコールや飲酒についての社会的な地位・位置づけが、インド・タイでは低めに設定されているが、日本では、神仏にお酒を供えたり(神酒)、「お清め」と称してお酒を口に含んだり、杜氏の清酒作りが神事を取り入れていたりしており、お酒の地位・位置づけが高い。その辺も、飲酒について寛容となる一因との指摘がある。
★主な質問、感想など
Q 定期的な礼拝などはあるの?
A 定期かはわからないけれど、日常的にお参りが見られる。
O 信仰が篤い様子を見たことがある。
※ 補足
日本だとお墓参りが馴染みかもしれませんが、
寺院・本尊などへのお参りが盛んのように感じます。
Q タイには尼僧さんはいるのか?
A 仏教寺院の女性への規制は目立った。
※ 補足
仏教ではインド以来、四衆(出家か在家か、男性か女性か)という区分けがあるので、
女性の僧侶がいてしかるべきではないでしょうか。
でも、学生時代にタイを観光訪問した時には女性僧侶の存在には気付きませんでした。
※ 補足の補足
タイでは、女性の出家が長い間禁じられていたそうで、ここ近年は、
外国の尼僧団で出家しタイに帰国するという形が黙認されているとのこと。
(参考)ブログ:「尼」禁止に挑むタイの女性出家者たち(2019/1/11)
Q 寺院ではなく、お墓は?
A わからないです。
O ほほえみの意味にびっくり!
Q タイの僧侶は読経するのか。
A 唱えていた。
※ 補足
日々のお唱え・お祈りの言葉は、現地にもあるよう。
一時出家する際に覚えておかなければならない文言について
資料を見せてもらったことがあります。
お話してくださった参加者さんには、お時間を割いて準備をしてくださいました。
一時帰国というお忙しい状況の中をお願いしてしまったのは申し訳なかったです。
お話はとても興味深いものでした。有り難うございます。
今回の一時帰国を終えてタイに向かった時には、マイ坐蒲を持参されたとのこと。
これからもオンライン参加で、よろしくお願いいたします。