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神戸市会 決算特別委員会 総括質疑を行いました。Q1.神戸の観光振興について (1)須磨エリアの観光振興について

2016年10月26日 15時16分29秒 | 日本維新の会

2016.10月13日の午後から神戸市会 決算特別委員会 総括質疑を久元市長はじめ執行部に対し、会派を代表して質疑を行いました。

神戸市会 決算特別委員会 総括質疑を映像で、どうぞ。

NO.1

NO.2

NO.3

以下、発言要旨。

民進こうべ政策議員団の大井でございます。

最初に一点、事前登録型本人通知制度の導入について、要望をさせていただきます。

927日の本会議の代表質問で、会派より事前登録型本人通知制度の導入について質問いたしましたが、「まずは現行法の運用を徹底し、今後の状況の推移を見守りたい」との市長のご答弁を頂きました。

しかし、不正請求に対し抑止効果があり、県内の36市町含め多くの自治体で導入されており、本市で導入できない理由は見当たらないと思います。

会派として、事前登録型本人通知制度の早期導入が必要であると改めて要望させていただきます。 

それでは質問に入ります。一問一答形式でお願いします。 

Q1.神戸の観光振興について

(1)須磨エリアの観光振興について

 決算特別委員会の経済観光局の審査で,神戸港エリア・北野エリア・有馬温泉エリア等と同様に,1年間を通じて観光客に来ていただける神戸の一大観光地として,積極的に須磨エリアの観光振興に取り組むべきと提言したが,他局との連携が不足していると感じた。

須磨エリアは夏に限らず四季を通じて観光客をひきつける十分な可能性を持ったエリアであるが,年間を通じての取り組みが不十分である。観光漁業の推進やマリンスポーツの振興,各種イベントの開催,須磨海浜水族園の再整備,須磨エリア周遊バスによるアクセス改善等により,須磨エリアが一年中家族連れの人々が行き来する一大観光地になるよう,経済観光局やみなと総局など各局が協力して一元的に取り組むプロジェクトチームを結成してはどうかと考えるが,見解を伺いたい。

A.(久元市長)

ご指摘のとおり,須磨エリアは,海と山が近接した独特の美しい景観を持っており,須磨寺等の歴史的な観光資源もあり,神戸市の主要観光エリア・重要な観光エリアだと考えている。

年間を通じた取り組みが不十分とのご指摘だが,四季ごとについて申し上げるならば,春の須磨寺では「須磨大茶会」,夏の須磨海岸の海開き,そして秋の「須磨歴史紀行スタンプラリー」,また,冬の閑散期対策では須磨水族園でのアクアイルミナージュ等,年間を通じたイベント等が行われているので,さらに関係民間事業者や山陽電鉄などと相談してこのような取り組みを充実させることができないか,また,観光漁業も一定の集客を持っていることから,「地引網体験」,「ワカメの収穫体験」等の体験事業のさらなる充実を図ることができないか,しっかりと取り組んでまいりたい。

当然庁内一体の対応が必要であるため,観光部局を中心に関係部局も参画しながら,エリア内での周遊を図る取り組みや発信手法の強化を積極的に行っていきたい。

Q.(再質疑)(大井としひろ議員)

須磨海岸のみならず,周辺には須磨海浜水族園やシーパル須磨,須磨寺,須磨離宮公園など須磨の歴史に裏打ちされた観光資源がある。また山々が近接して一の谷をはじめとする風光明媚な風景を生み出す地形にも恵まれている。

このような須磨エリアにおいて,須磨駅,須磨の天神さん,須磨海浜水族園,須磨海浜公園駅,阪神道路公団のナナファーム,須磨寺,須磨離宮公園,多井畑厄神さんなどを周遊バスでつなぎ,アクセスを改善すると,さらに多くの観光客・高齢者・外国の方々にお越しいただけるのではないかと思う。

須磨エリアでは桜の時期に「須磨さくらめぐりバス」が無料で周遊しているが,このような周遊バスを年間通じて有料で走らせることを考えても良いと思うがどうか。

A.(岡口副市長)

「須磨さくらめぐりバス」は,山陽電鉄と神戸市公園緑化協会が,沿線の桜の名所を巡ってもらうため,鉄道事業への貢献や地域貢献の観点から始めた事業と承知している。

ご指摘の須磨エリア周遊バスを年間通じて有料で走らせることについて,事業者に話を聞いたが,現状の乗客数を踏まえた場合,事業の採算性について大きな問題があり,実現がなかなか難しいとの認識であった。

周遊バスについては,今後の検討課題の1つとさせていただきたいと考えている。

Q.(再質疑)(大井としひろ議員)

ぜひ検討していただきたい。

特に須磨海浜水族園については,JR須磨海浜公園駅が出来たので少しアクセスが改善されたがまだ十分ではない。現在それぞれが単独の観光資源となっているが,それらをつなぐと,観光客等にまた来たいと思ってもらえる地域であると考える。

経済観光局,みなと総局,教育委員会,建設局など様々な部局と相談してもらい,オール神戸でこの地域を盛り上げてもらいたい。須磨エリアにはまだまだ多くの方に来ていただける魅力があると思うので十分検討してもらいたい。

今回,神戸港開港150年を記念し,須磨海岸を遠浅海岸にする護岸工事が始まっている。来年の夏には,子供たちが遠浅の海岸で,「潮干狩り」ができればと願っている。

今年の夏,須磨海岸には,76万人の海水浴客がお越しになった。しかし,喧嘩やトラブルが絶えず,荒れた須磨海岸でもあった。この海岸を地域の皆さんや漁協,海の家,行政など関係者の皆さんと家族的なファミリーな海岸にしようと現在,取り組んでいるところである。須磨海岸は,夏に限らず,四季を通じて観光客をひきつける十分な可能性を持ったエリアである。

地引網などの観光漁業の推進や浜辺で出来るビーチバレーやサッカーなどのマリンスポーツの振興,マラソンやサイクリング,魚釣りやイベントなどの開催で,一年中,家族連れの人々が行き来する須磨海岸へと変貌させたいと願っているが,ご見解を伺いたい。

A.(岡口副市長)

須磨海水浴場は今年,例年以上に飲食による事案,喫煙・入れ墨など問題が生じており,大変由々しき事態であると認識している。条例制定時の原点に戻り,改めて徹底した対策に取り組みたい。

遠浅海岸の工事については,子供連れのご家族にも安全で安心に利用していただけるよう,昨年度よりJR須磨駅前区間において遠浅海岸の整備を進めており,今年度は,遊歩道やスポーツゾーン,トイレの整備などを行う。神戸開港150年の平成29年度の海開きまでには,JR須磨駅前海岸をリニューアルしたいと考えている。

また,1年を通じた賑わいづくりについても,須磨海岸全体における整備方針の検討を行っており,今後とも自治会連合会,漁業組合,専門家,さらには須磨海岸で活動している若い世代にも意見を聞きながら,引き続き計画策定を進めていきたい。

さらに,周囲の豊かな観光資源と連携した回遊性の向上,ジョギング,ビーチバレー等,海辺でスポーツができる環境の整備,夜間景観の演出のほか,「ワカメの収穫体験」「地引網体験」など観光漁業に合わせて「子どもが家族で自然に親しめるしかけづくり」などに取り組んでいきたい。

これらの取り組みにより,須磨海岸が四季を通じて1年中より多くの市民や来訪者が集い,賑わう場としたい。

Q.(再質疑)(大井としひろ議員)

漁協のみなさんが現在行っている地引網は年に3~5回程度行っているものである。経済観光局の審査の際に観光漁業の話をしたが,局長が元々勤労市民課長であったこともあり,集客の提案として労働組合の話をした。近年,企業は福利厚生の予算をあまり持っていないが,労働組合は福利厚生に力を入れてきており,お金も出している。私の所属している労働組合でも加古川や姫路まで行き,地引網を行っており大変好評である。10年以上,土曜日に2回ほど家族連れで行っている。須磨海岸においても上手に行えば,毎週土曜日・日曜日東西2か所で,さらに子供たちの中には平日でも来ることができる場合もあるので週に4回ほど2か所で400人が地引網を行うことができれば相当な金額になる。例えば,一人2,000円で労働組合がその内1,000円の支援を行う。家族4人4,000円で朝から夕方まで,地引網を体験し,採った魚を食べ,宝探しなどをし,親と子供たちがスキンシップ出来る。素晴らしい場所である。そのようなことも検討してもらいたいがどうか。 

A.(岡口副市長)

委員からはかねてより地引網について様々なご提案をいただきありがたいと思っている。なかなかご要望に沿う形で出来ないのは申し訳ないと思うが,ご提案のように回数・集客について様々な工夫を加え,観光,賑わいづくりに沿うよう取り組みたい。

Q.(再質疑)(大井としひろ議員)

昭和の須磨海岸は子供たちの海岸であった。プールもなかった時代は須磨海岸が子供たちの遊び場であり,夏はもとより大勢の子供たちが押し寄せていた。

トラブル続きということもあり,現在須磨の海岸には子供たちがほとんど来ていない。教育委員会で何か指導しているのか。 

A.(教育長)

どこの海水浴場に行くように,行かないようにといった指導はしていない。

Q.(再質疑)(大井としひろ議員)

やはりイメージが悪いのではないか。家族が子供たちに須磨海岸に行くなという話をされているのだと思う。

来年開港150年だが,夏には遠浅の海岸が出来る。海岸のオープン時にはたくさんの須磨の子供たちを呼んでもらい,子供たちに須磨海岸で遊んで良いのだと情報発信してもらいたいと思うがどうか。

A.(岡口副市長)

委員と全く同じ思いである。須磨海水浴場については健全化に取り組んだつもりであるが,今年の状況については極めて重大な問題であると考えており,徹底して取り組む。

来年開港150年の遠浅海岸オープンの場にはたくさんの子供たちに来てもらう仕掛けづくりをしたい。

(要望)(大井としひろ議員)

 ぜひオール神戸で須磨エリアの活性化に取り組んでもらいたい。

以上のような質疑のやり取りがありました。神戸市民のみなさんからのご意見をお伺いしたいと思います。

神戸市会議員大井としひろメール:ooi@kobe-001.comまで、メールなどでご意見をお待ちしています

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