朝日殿です。
もしかしたら、新しい富貴蘭ファンの中にはご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
昨今、朝日殿は冷遇されていました。
そんな中、今年の全国大会で特別懸賞品目に指定されたのはせめてもの救いです。
しばしば朝日殿は紺性が薄くコントラストが悪いと言われますが、
そんなことはないと思う木もあります。
風蘭を始めた頃に買い求めた木と、同じころ義兄から貰った木を親として増えました。
今紹介しているのがその子孫達です。
この木は朝日殿の中でも縞が綺麗な方だと思います。
今、朝日という名は?ですが、名付けられた当時はすごい名前を貰ったものだと思います。
地味かもしれませんが、縞物は楽しませてくれます。
上下の写真は白縞・立葉で新湖東の雰囲気があります。
幽霊も良く出るようです。
小木のうちにはずして一本立ちにしたのですが、今秋縞が出てきました。
これも、陽明殿気味の木です。
この木の真ん中の子供は陽明殿になりそうです。
これは日弱の木です。
我家の棚では、なかなか覆輪になってくれません。
この木も二年前には期待したのですが。
昨年はこの木の子供に期待したのですが。
織姫なんかは、簡単に青⇒縞⇒覆輪⇒幽霊に進むと思うのですが。
都羽二重なんかは、入棚数年の内に幽霊に!
(御旗に!!なんて期待したのは瞬間でした!)
でも、派手柄というのは綺麗です!
夕焼け? 灯の燃え尽きる前の一瞬の耀き?
古葉に支えられる命というのでしょうか。
わずかな蓄えで余命をつなぐ老身には身につまされる思いです。
はたして、この都羽二重の最後を看取ることができるのでしょうか?
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