電脳古代文化研究所2022 序(goo blog ver.)

折々の雑感、研究テーマを写真付きできままに綴るブログ

ゆったりと 観世会定期能

2021-12-05 20:46:00 | ノンジャンル
銀座6丁目GINZA SIX地下3階に二十五世観世左近記念 観世能楽堂がある。
 演目は、能 鉢木、狂言 福の神、仕舞、能 乱。
 能面は、「猩々」の専用面。

【あらすじ】
能 鉢木(はちのき)
 上野国佐野に住む佐野常世は、一夜の宿を請われた旅僧のために秘蔵の鉢木を焚き、貧しいながらも精一杯もてなす。
 そして僧に「今はこのように落ちぶれて
いるが、鎌倉に事が起これば、すぐに駆け付けるつもりだ」と語る。実は、旅僧は執権の北条時頼であり、後日、鎌倉からの召集に馳せ参じた常世に、時頼はこの忠誠心を褒め、恩賞をもって、報いる。

狂言 福の神(ふくのかみ)
 福の神の存在で恒例の年取りをしようと
参詣人が連れ立って出かける。豆をまいて囃すところへ、福の神が現れ・・・。

能 乱 置壺 双之舞(みだれ おきつぼ そうのまい)
 唐土・揚子の里に住むず孝行者の酒売り・高風の前に、海中に住む理々が現れる。猩々は、酒を飲んでは無い魅れ、高風に汲んでも尽きない酒瓶を与え、祝福する。
「猩々」の小書〈乱〉を曲名として表記する。