⚫社会・政治(最近)
にほんブログ村
まだ読んでいない方は、こちらをどうぞ!
馬鹿も一心の嘘を暴きます!
水仙の嘘を暴きます!
今朝の深夜の若干社会派記事に続き!今日は反感を買う覚悟で、ガチ社会派記事を書きたいと思います。
タイトルのとおり、最近話題になっているのは、保育士による虐待や介護士による虐待です。
介護士は免許が無くても出来る範囲がありますが、保育士は資格が必要です。
他にも資格が必要な人を相手にする職業で看護士がありますが、看護士、介護士、保育士の違いを考えてみます。
看護士の相手をする対象者は、幅広い年齢層です。
現在はコロナの影響で面会禁止や面会制限が厳しいですが…
保育士の対象となる子供の入院の場合は、付き添いが必要になる場合が高いと思います。
また、介護士の対象となる認知度の高い方の入院は、病気だから、怪我だからという緊急性が必要な場合以外は施設対応になりますし、緊急性のある方の入院では、勝手にあちこち動けない方が多いのではないでしょうか?
他の年代の方は、虐待行為に相当する行為を受けたら、はっきり発言することが出来ます。
また、特別養護老人ホームの現行制度ですと、1ユニット定員9名、それぞれ個室ありで共有スペースあり。
ですが、入院の場合は個室を希望しない限り、4人部屋がスタンダードでしょうか。
周りの目もあるので、うかつなことは出来ないと思います。
だから、病院は虐待事案が少なく、事故事案が多いと考えられます。
次に、介護業界と保育業界の共通項について書きたいと思います。
介護業界については、自宅から通うデイサービスではなく、入所するタイプの施設に限定させて頂きます。
例え方が悪いのですが、お許し下さい。
老人ホームに入る認知度の高い方と幼稚園に通う子供達は
「自宅で手に負えない」
という共通項があります。
子供も?
と思うでしょうが、共働きを想定すると、自宅に置いたら何が起きるか分からないという意味で「手に負えない」と定義します。
家族の手に負えないから施設に入ってもらいます。
家族の手に負えないから保育園に通います。
これが、介護業界と保育業界の共通項です。
それでは、保育士の虐待について考えてみましょう。
保育士が仕事を辞めた理由のトップ3です。
意外な理由が上がっています。
1位:職場の人間関係
2位:仕事量が多い
3位:給料が安い
です。
給料は求人情報を見ると分かりますが…
上二つの理由は意外だと思いませんか?
保育業界は未だに女性の多い職場です。
資格も必要で給料も安いために、入口が狭くて出口が広いイメージになってしまいます。
実際、イメージではなく、現実として全国的に保育士不足は否めません。
保育士は子供の面倒を見ていれば良いだけの仕事ではありません。
・子供の世話と健康チェック
・行事の立案と準備、実行
・保護者対応
・これらに関するたくさんの書類
どれを考えても、大変な仕事ばかりです。
加えて低賃金・重労働で辞めていく保育士も多いために、慢性的な人員不足と膨れ上がる業務が出て来ます。
保育園側も、離職率を下げたいために、多少のことは目をつぶり…
それでも働く保育士達は、子供が好きというだけではすまされないストレスを抱える人が出てきます。
全ての保育士とは言いませんが、ストレスを溜めがちな仕事の中、思い通りに子供は動きません。
そこで注意…それがエスカレート…
小さな子供なら、帰宅してもはっきり説明出来ません。
これが虐待につながるのではないでしょうか?
そして介護業界の虐待です。
先程書きましたように、入所タイプの老人ホームに話を絞ります。
大きな問題は二つあります。
ひとつは、家庭で手に負えない方が入所することが多いということです。
特別養護老人ホームなどは、介護度の高い方が多く入所しています。
家庭で手に負えない人達の集団…
その皆さんのお世話をしているのが介護士の皆さんです。
もうひとつは、保育士以上の低賃金という問題です。
国は、去年でしたっけ…
介護業界の給与を一律9000円上げるためにお金を投入しましたが…
給与が実際に9000円増えた人達はどのくらいいるのでしょう?
ほとんどいないと思われます。
それには更なる問題があるのです。
老人ホームを作ることを考えましょう。
定員〇人なので、職員の人数は×人必要となり…
入所者と職員が定員数集まっていて、職員に給与を払っても、黒字経営になるように考えて作られます。
現実を考えます。
老人ホームはほとんどが定員割れすることなく入所されています。
高齢者が増加していますので、イメージしやすいですね。
でも、職員は定着しません。
常に人手不足で運営されている施設がほとんどです。
こんな話があります。
1ユニット9名、3ユニット27名の施設のある日の食事で、職員Aさんは、2ユニットの食事の見守りと介助をしたそうです。
どのくらい全介助(食事を自分で食べられない人)の方がいたかと言うと…
2ユニットで8人。
8人の食事の介助をたった一人で食事の時間内に済ませて2部屋18名の食事の対応をしたそうです。
これは珍しい話ではありません。
爺は老人介護の経験はありませんが、老人介護業界と障がい者施設業界の職員は、一緒に研修をするので、老人介護の実態も自然と耳に入るのです。
話を戻しましょう…
そのくらい人員不足の職場で、認知症の進んだ方の多い職場。
様々なことに固執している利用者さん。
中途半端な気持ちで働いても長続きしません。
常に人手不足です。
定員いっぱいの利用者と人手不足の職員を考えると…
大幅な黒自営業と単純に思いますよね?
それはそうなのかも知れませんが…
それが職員に還元されない理由があります。
ひとつが内部留保。
企業の体力を維持するために抱えているお金の事です。
老人介護施設では、入所施設を増やす目的や、デイサービスのように通所施設を増やす目的でプールされるお金が出てきます。
そして、今一番の問題は、多角経営の施設の存在です。
昔と違い、今は一般企業が施設を経営することが出来ます。
そのために、色々な業界が作った介護施設があります。
本業が儲かっている時は、本業の利益が施設にも回ってきますが…
現在の日本のような不景気社会の中では、本業の利益が出ない分、施設の内部留保しているプール金が本業の補填に回る可能性もあります。
そうすると、元から低賃金の介護職員ですが、何故か入所者はいっぱいなのに、ボーナスもまともに出ないということもあります。
どんなに志の高い職員でも、低賃金、重労働、変則勤務を続け、何故か休みの日に会議があるから出勤しろと言われれば…
ストレスがピークに達してしまうと思います。
そこに来て、トイレトイレと連呼する方、帰りたい帰りたいと連呼する方、他色々な動きをされる方を見守っていると…
イライラすることはたくさんあると思います。
しかも、人手は全く足りません。
大なり小なりとは言いません。
皆さんは小なり小なり虐待と言われる行為をしない自信はあるでしょうか?
保育士の事件で逮捕された3人の保育士の中には、柔らかいプラスチックのファイルで叩いた方も含まれています。
例え、怪我が無くても虐待です。
大声で怒っても虐待です。
以前から思っているのですが…
看護士 → 保育士 → 介護士
のそれぞれの給与格差がどうして埋まらないのかと思う爺です。
介護職の給与が保育士並に上がると、介護職員は増加すると思います。
しかし、多くの方が何となくの転職者で、定着する人数は限られます。
看護士とは言いません。
准看護師レベルまで給与が上がったと考えます。
地方では給与の高い職種に変身します。
希望者、定着率も飛躍的に上がり、介護士の人数不足は解消されます。
でも、現在の日本ではこうなりません。
介護業界の収入は、施設を利用する方の利用状況で点数計算されて決まってしまいます。
収入の上限が決まっていますから…
今以上の収入は簡単には見込めないのです。
誰もがやってはいけないということを理解しています。
皆さんは、本当に虐待をしない自信がありますか?
↓ポチッとすると喜びます↓
にほんブログ村