恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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茶倉譲二 続編第二話~その1

2015-08-07 06:45:48 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
 

☆☆☆☆☆

茶倉譲二 続編第二話~その1

〈譲二〉

兄貴のこと、百花ちゃんのこと…。

いろいろ考えたせいだろうか? いつもより起きるのが遅くなってしまった。

慌てて百花ちゃんの弁当や朝食の支度をする。

そういえば、百花ちゃんもまだ起きてこないな…。


☆☆☆☆☆


部屋を覗くと、百花ちゃんはまだスヤスヤと気持ちよさそうに眠っていた。

髪の毛が寝癖で少しハネていて、それも可愛らしい。


譲二「百花ちゃん、遅刻ちゃうよ? 百花ちゃん」

百花「ん…」


寝返りを打った百花ちゃんが俺の袖をキュッと掴む。

寝ぼけてるのかな?

百花ちゃんは、俺の袖を掴んだまま幸せそうに微笑んでいる。


譲二「参ったなぁ…可愛いし、このまま寝かせてあげたいけど、起きないと遅刻しちゃうよ」


このまま、顔を近づけたらキスだってできそうだ。

そっと、彼女の顔を覗き込むと、パチッと瞳を開いた百花ちゃんが悲鳴を上げる。


百花「きゃあああ!?」


悲鳴をあげられるとちょっと傷つくんだけど…。


譲二「ええっ!? その悲鳴はひどくない?」

百花「すみません、び、びっくりしちゃって」

譲二「百花ちゃんが袖を掴んで離してくれなかったのに?」


俺が拗ねて言うと、慌てたように謝ってくれた。

ほんと可愛いな…。

百花ちゃんの寝癖の付いた髪をそっと撫でる。

本当はもっとこうしていたいけど…、そういうわけにもいかないな。

譲二「寝ぼけてる百花ちゃんも可愛かったし…寝癖ついてる百花ちゃんも可愛いけど、そろそろ支度して降りておいで」

そう言うと俺は先に1階に降りた。


その2へつづく