恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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ハルくんの独り言(本編10話)その1

2015-08-26 07:51:55 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

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☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆

ハルくんの独り言(本編10話)その1

中間テストが発表された。

テスト期間中といえば、恒例なのがクロフネでの勉強会だ。



春樹「だから、ここは倒置法になってるから」

竜蔵「とーちほーって何だよ。新しい敵か!?」

春樹「何だよ、敵って…そんなの古文のテストに出るわけないだろ」


やれやれ…、いつものごとく俺はみんなに勉強を教えるハメになってる。

復習になるから、それはいいんだけど…、なんでリュウ兄にまで教えてるんだろう^_^;)



譲二「…ったく、何でお前らはいっつも俺の店で勉強会するんだ」


ジョージさんがため息をつく。

りっちゃんが数学の方程式を解きながら答えた。


理人「だって、ここなら騒いでも怒られないし」

一護「売り上げ貢献してやってるんだからいいだろ」


俺の解答と自分のを照らし合わせながら、一護が言った。


譲二「…まあね、他にお客もいないからいいんだけど…。あ、歴史ならお兄さんが何でも教えてあげるよ?」

剛史「いい。マスターは一回喋り出すと止まらねーんだもん」

一護「この歴史オタクが…」


みんなに冷たくあしらわれてるのに、ジョージさんも楽しそうだ。

隣ではりっちゃんがリュウ兄に漢字の間違えを教えてる。


竜蔵「ふん。こんなもんできなくても、俺は八百屋継ぐからいいんだよ!」

剛史「でも、高校卒業しないと継がせないって言われてるんだろ? 留年しちゃったら継げないじゃん」

竜蔵「そうならないために、イヤイヤ勉強してんだろうが!…春樹、これ教えろ」


急にリュウ兄にふられて苦笑した。

教えれば教えたで「お前、何で高3の問題が解けんだよ!って言われるし…。

ん…? 佐々木が難しい顔をして考えこんでる。


春樹「佐々木、悩んでるみたいだけど…。何か分からない問題あった?」

百花「ハルくん、あのね、この問題なんだけど…」


俺が定理を使って問題を解くと佐々木は感心してくれた。

百花「わぁ…すごいね、ハルくん。そんなスラスラ解いちゃって」


タケも英語の構文の問題を解きながらボソッと言う。


剛史「ハルがいると便利だな」


俺は慣れてるのでタケの言葉は聞き流して、佐々木に問題を出した。


春樹「感心してないで、はい次この問題。3分以内に解くことね」

百花「ええっ!」


さっき俺が教えた定理を使えば簡単に解けるはずだ。

って、一生懸命問題を解いている佐々木のノートを見るといきなり間違えてる。

慌ててもう一度説明を始めると、佐々木がボーッとしているのに気付いた。


春樹「おーい!佐々木、ちゃんと聞いてる?」


返事に元気がない。

もしかして、疲れてるのかな?

佐々木は俺にそう聞かれて頷いた。

そっか、そうだな。

俺にとってはこれくらいは何でもないけど、佐々木にとっては集中力が続かないのかも…。


春樹「分かった。じゃあ、これ解けたら休憩な」


励ますつもりで佐々木の頭をポンポンと叩いた。


その2へつづく