東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

生態園ツアーガイド

2023年05月30日 | イベント
朝雨にヒヌマイトトンボの観察を済ませた後、野鳥公園フェスティバルの自然生態園ツアーガイドを、お引き受けしていたので、前日の下見の時と、当日のガイドの合間に観察できた一部の昆虫を掲載。

キマダラカメムシ(孵化後の集団幼虫)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

アカガネサルハムシ(交尾)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

トホシテントウ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

キタキチョウの幼虫

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

ヤブキリ♂(5齢幼虫)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

オオカマキリの幼虫

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

ナナフシの幼虫

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

サトキマダラヒカゲ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

イチモンジセセリ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

シオカラトンボ ♀

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

ムラサキシジミ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

オオミズアオ

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
当日は天気が回復して昆虫の活動が盛んになり、撮影した種類を含めて36種の昆虫をご紹介できた。ご参加いただいた方々には楽しんでいただけたようで何より。次回は秋の里地里山フェスティバルで昆虫ツアーガイドを予定しています。

撮影日:5月20日、21日

虫の会 ヤゴ編

2023年02月24日 | イベント
アズマヒキガエルの活動がスタートしたとは言え、2月のフィールドはまだまだ濃い冬景色。
ただ、中旬頃から暖かい南風が吹き始め、急に春めく日がある。そんなグッドタイミングで、
この日は今年一番の暖かさになり、ヤゴの観察会を開催。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED


Smartphone

子供達の憧れ、ギンヤンマのヤゴを狙って、ウェーダーデビューの子供達と池に入りガサガサ。

Smartphone


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長年、撮り揃えた生態写真を使用して、この池に生息するトンボと東京都に生息するヤンマ科、河川種や危惧種、トンボと水生植物の関わり合いなどを説明。


Smartphone

種類別に仕分けてもらい皆んなで観察。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED


Smartphone
娘がギンヤンマのヤゴに直接、アカムシをあげると食べていた!子供から教わる事も多い。


捕獲したヤゴの集合写真

Nikon D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
チョウトンボのヤゴは1頭だったのでわかりやすく※を付けています。(この画像のみクリックで拡大。)
ヤゴからトンボの種類を知るのもまた楽しい。


Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
観察した後は再び池にリリース。皆さんに楽しんでいただけたようで何より。
トンボになった頃、また観察会を開催したい。

掲載写真内参考書籍:ぜんぶわかる!トンボ(ポプラ社)、自然ガイド 虫(文一総合出版)

撮影日:2月19日

虫の会 冬季編

2022年12月06日 | イベント
この日は急遽、ご家族の皆様のご希望により冬季の虫の会を開催。

自分が昆虫調査や環境保全に取り組むボランティア活動の場であり、虫の会の開催場所としている東京港野鳥公園では、12月から在来種、特に移動性の低い直翅目等の保全と昆虫類の持ち帰り持ち込みの減少を目的として、捕虫網と虫カゴの持ち込みが禁止となり、小学生以下のみを対象とした捕虫網と虫カゴの無理貸し出しを実施する事となった。詳しくはこちら

この捕虫網ではギンヤンマやクマゼミが捕れないとの声が出ているけれど、
捕り方を指導しながら子供達にはスキルアップを目指して楽しんで欲しい。

起こしてごめんなさい...越冬中のアズマヒキガエルを観察



アキアカネのオスを捕獲



隠れていたニホンカナヘビを発見


エノキの実生木では樹皮に擬態するアカボシゴマダラの越冬幼虫を観察


アカボシゴマダラの越冬幼虫


堆肥場ではリュウキュウツヤハナムグリの幼虫を観察



休憩時間を利用して昆虫折り紙教室を開催



午後からはマイクロスコープを使って擬態の王様コミミズクの越冬幼虫やクヌギカメムシの産卵を観察


コミミズクの越冬幼虫

枝の一部になります姿がとても素晴らしい。

クヌギカメムシの産卵を観察

この日は自分の誕生日。皆様には内緒にしていたけれど、娘が今日はパパの誕生日だよと言ってしまい...参加してくださった皆様にお祝いしていただいた。誕生日に虫の会が出来た事が本当に嬉しく、
皆様に楽しんでいただけた事が、何より最高のプレゼントになりました。ありがとうございました。

撮影日:12月3日

野菜の収穫より昆虫

2022年11月22日 | イベント
ハラビロカマキリ ♀

収穫イベントの事前に打ち合わせしている最中、その傍らで見つけたハラビロカマキリ。

アキアカネ ♀

アキアカネの背景では野菜収穫体験イベントがスタート。

アキアカネ ♀

この日は多数のアキアカネに囲まれながら野菜収穫イベントとなり、この指止まれを楽しんでいた。

特別に堆肥場を掘らせてもらい、何が出るのかと思えば...


リュウキュウツヤハナムグリの幼虫

幼虫は堆肥置き場や常緑樹の林床にも順応性をもち、また、飼育中の個体に加水するのを忘れてしまいダメかと思ったら全て無事!カブトムシの幼虫より乾燥に強く過酷な環境下にも耐えられる事が判明。その知見から例年通り来夏の樹液場では光り輝く群集を見せてくれるに違いないね。

弟子入り近しのカマキリ少年

自分にとって昆虫そのものの生態写真は勿論だけれど、
昆虫と触れ合う子供達の表情も被写体として欠かせないと感じている。

懸垂するハラビロカマリもまた楽しい。

今シーズン、このエリアでは成虫で越冬するトンボとチョウの姿を殆ど見かけていないのが気がかりなので、次回は真剣に捜索してみたい。夕方まで天気が持ち、参加してくださったご家族の皆様に楽しんでいただけたようで何より。

全てNikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED

撮影日:11月13日

皆既月食+天王星食

2022年11月08日 | イベント
422年ぶりと言われる天体ショーを3階のベランダから楽しんだ。

20時18分の状態

左下にある小星が天王星。

20時43分の状態

三脚使用でモニターに拡大してピントと構図を合わせているうちにズレて行く。いつもは感じていない地球が動いている事を実感した。これはいくらなんでもスマホのカメラで綺麗に撮るのは絶対に無理。だって、暗いし遠いし動くで、昆虫を撮影するよりめちゃくちゃ難しいもん。でも近い将来、こうしたシーンをスマホで綺麗に撮影できる時代が来ると思う。

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED+TC-17EII+レリーズと三脚使用(トリミングあり)

撮影日:11月8日