東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

湧水池で

2012年10月10日 | トンボ
セグロイナゴを撮影した後、陽射しが出たタイミングで水流へと向かった。草むらを掻き分け以前から気になっていた湧水池を覗いてみる。

湧水池

D300S+AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-5.6G ED

お、これはなかなか良い環境に変わっている。湧水なのでもちろん水質はクリア。水深も浅く上流から流されてきたのだろうか?水中にはホザキノフサモらしき植物が繁茂していた。

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

トンボには好条件。だが、こういった河川敷の池は毎年、何度かやってくる台風や大雨の影響を受けやすく、来年もまたこの環境を維持し続けている可能性は低い。そういった自然災害の影響を受けながらも次の世代へ繋げようと生殖活動を見せていたトンボの姿があった。

ミヤマアカネ ♂(飛翔)

D700+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
この週末も多摩川水系にあるミヤマアカネの多産地、数カ所に足を運んだものの今年は何処も個体数が少ない様子にうかがえた。

ミヤマアカネ(連結飛翔)

D700+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

ミヤマアカネのペアは浅い水際を好み産卵を行うのだが、ここは水際が草深くその草中で産卵を行っていたため、残念ながら打水する瞬間は撮影できず。またの機会に狙いたい。

ミヤマアカネ ♀(クリーニング中)

D700+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED


撮影日:10月6日

撮影地:東京都多摩川河川敷湧水池


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