東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

師走のアキアカネ 2

2024年12月18日 | トンボ
この日曜日は南風が吹き正午前後は暖かく感じた。
そのタイミングで水辺周辺をチェックすると、足元からアキアカネが飛び出した。

アキアカネ 雄(複眼を動かした時)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
先週末は連結産卵を確認していたけれど、この週末に確認したのは暖を取るオスのみ。
この時期は地面付近に静止していて、環境色と同化している為、気が付かない場合が多い。

敏感と鈍感な個体それぞれが観られ、鈍感な個体の目の前にそっと指を差し出してアキアカネの方から登らせる作戦を試みると...

アキアカネ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
この時期の静止場所は大きな石や落ち葉、白い看板等、明るく面積が広い場所を選ぶので、上手く指先に止まらせても直ぐに指先から離れて、明るく面積が広い手の甲に静止する習性を見せてくれた。秋から冬へとシーズンの移り変わりにより、静止場所の変化を知るのもアキアカネ観察の醍醐味。残りの余生は小虫を摂食しつつ日光浴に徹すると言った様子に伺える。

アキアカネ 雄(複眼を動かした時)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
また、例年の自己記録では次の週末が終見。ただ、この先、沿岸部の観察エリアの最低気温は0℃を下回る日が無さそうなので、もしかしたら記録更新が叶うかも知れないので期待したい。

撮影日:12月15日


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