東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

年末のホソミイトトンボとアキアカネ

2024年12月31日 | トンボ
冬の昆虫調査隊のイベントの下見ながらも、やはり注視したいのは越冬トンボ。
発見していた越冬個体は季節外れの暖かさにより全ていなくなっていたので、またいちから再捜索。

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
前回の捜索中にホソミイトトンボを多数見た場所。陽当たりが良く草も茂っているので、身を隠しながら暖をとるのには好都合。越冬トンボに限らず、キタキチョウやツチイナゴ等の越冬環境にも最適。
通り道を決めて、やたらに踏み荒らすのを避けながらじっくり捜索。すると...お、いるじゃん!

ホソミイトトンボ 雄

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
この画像を見て速攻でわかった方は越冬トンボ探しの才能あり。
体は剥き出しだけれど、ぱっと見ではわからない素晴らしい越冬スタイルだ。

ホソミイトトンボ 雄

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
越冬場所の環境は地面付近の下草から目線の高さよりも上までに至り陽当たりの良し悪しに関係ない。
この時はツル植物にべったり寄り添う越冬スタイルを見せてくれた。

ホソミイトトンボ 雌

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
この日の最高気温は予報で10度。
でも陽だまりはそれ以上に暖かく感じられ、小虫を探して飛翔活動する個体も見られていた。
ホソミオツネントンボのオスも見つけたが、越冬体勢ではなかったので、
撮影せずにそっとそのままにして次回の捜索時の楽しみにした。


期待していたアキアカネは残念ながら皆無...しかし、翌日、別の場所で姿を確認。

アキアカネ 雄

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
ものすごく敏感な個体で証拠写真しか撮れなかったけれど、終観の記録が23日から29日に更新。
年越しアカネは?たぶん無理だろう...

撮影日:12月28日、アキアカネのみ29日


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