東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

捕食している隙に

2022年09月23日 | カマキリ
等ブログの記事ランキングで、秋になると上位に入っているのがウスバキカマキリの記事。今シーズン、自然公園に行くと昨年と同様にカマキリを探す家族が多く、まだカマキリ先生の影響力によるカマキリ人気が覚めやらない様子にある。ただ、普通に見られるオオカマやハラビロはもう見飽きたよ。と言うカマキリファンの期待にお応えして、東京都の局所に棲むウスバカマキリの生息地に訪れてみた。

ウスバカマキリ ♀

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
いつもは見つけるまで時間がかかるのに、今回はポイントに入った途端、速攻で発見できた。
カマの付け根付近に見られる斑紋がウスバカマキリの特徴。大きさはコカマキリよりも少し大きい。

ウスバカマキリ ♀(褐色型)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
この二枚の写真は完全にヤラセ写真。こんなに見晴らしが良く目立つ場所には絶対に居ない。

ウスバカマキリ ♀

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
コレが真実の姿。こうした様子で草の中に潜り込んで身を潜めている。
すんなり発見できてしまったので、欲を出して捜索すると、そこには...

ウスバカマキリ(交尾)

Nikon D810+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
捕食中のウスバカマキリのメスを見つけたので、何を食べているのか確認すると、それは同種の褐色型メスの幼虫だった。すると突然、そこに飛びかかる個体が現れて、一瞬、何事かと思ったらオスが交尾を仕掛け、あっという間に交尾が成立。メスは何事もなかった様に共喰いに夢中。捕食中でなければオスは餌食にされていたかも知れない、素晴らしい場面を観察できた。

撮影日:9月11日


最新の画像もっと見る