東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

初秋の候

2022年09月06日 | いろいろ
この土曜日もうっかり寝坊してしまったので、ゆっくりと沿岸部のフィールドに訪れ、様々な昆虫の活動にカメラを向けた。クマゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミの音がだいぶ少なくなり、ツクツクボウシの合唱が秋の訪れを感じさせていた。

ウスバキトンボ ♀

お盆あたりから良く見かけるようになるので、精霊トンボとも呼ばれている。良くアカトンボと間違えらているけれど、アカトンボの仲間ではない。意外な場所にしれっと静止していて、飛ばれて気がつくパターンが多く、その静止姿はやはりアカトンボとは違いヤンマ科と同じぶら下がりスタイル。また、複眼が大きいのが特徴的。

オオカマキリ ♂(ヒメハラナガツチバチを捕食中)

カマキリはハチを食べないと思っている方が多いけれど、そんな事はなく、毒針を持つスズメバチやアシナガバチを捕食する場面を観察する機会も多い。今回はヒメハラナガツチバチを捕食していた。このハチを検索してみると、オスは毒針を持たないけれど刺す様な行動を見せると記載されていた。この時は毒針の様な物を出して挟まれていた鎌に刺す行動が見られていたけれど、カマキリ自体は無事だった。このハチの身体の表面が硬いらしく、カマキリの大顎が効かず弾かれてたのには衝撃的だった。

ムラサキシジミ ♀

シラカシの新芽に産卵にやって来たので、産卵の様子を撮影しようと粘っていたけれど、開翅に落ち着いてしまったので、産卵はまた次回に持ち越し。いつ見てもこの美しいブルーにはっとさせられ、これから冬場にかけても観察を楽しませてくれる。

オオカマキリ(交尾)

樹上で生活をするセミを餌食にしていたと思わせる、でっぷりとしたお腹を持つメスに、オスが背中に掴まっているから、メスは尚更、重たそうな様子。果たしてこの後、オスは餌食にされてしまったのか気になるところ。

全てNikon D800E+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

撮影日:9月3日


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