東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

10月中旬の生態園で

2024年10月15日 | トンボ
冬水田んぼで産卵するアキアカネに期待して訪れたが例年よりも数が少なく産卵は目視で2ペアのみ。
アキアカネの場合、似たような天気でも昨日は沢山でも今日は少数のパターンも珍しくない。

アキアカネ(交尾)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
これから大群が飛来してくれる事に期待。アキアカネの活動は諦めて他の昆虫観察を楽しんだ。

彼岸花で吸蜜するナミアゲハ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
生態園は柑橘類と吸蜜花が少ないので、通年で見てもアゲハチョウの観察目的としては期待できない。
ただ、彼岸花のシーズンならタイミングが合えば楽しめる。

オオシオカラトンボ

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
内陸では普通種。でも沿岸部だと偶に見かける程度。そろそろシーズン終盤のはずなのに7月中旬の姿と同等で非常に綺麗な個体。

ホソミイトトンボ 雄(越冬型未成熟)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
この時期になると気になるのが越冬トンボの動向。林縁で日光浴と摂食活動に忙しい様子だった。

ノシメトンボ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
稲刈り後の稲を束ねて竹で作った稲架に掛けて天日干しで2週間乾燥する方法をはさかけと呼ぶ。
これからの時期のアカトンボは明るい場所に静止する様になるので、この指止まれ!で楽しもう。

ノシメトンボ 雌(腹先手前に卵が付着)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
この日アブラゼミのか細い音が聞こえて来て驚いたが、アブラゼミが反応するように秋の陽射しではなく体感的にはまだ夏だった。

コブシでカメムシを探していると、季節が狂ってしまった驚きの光景を目撃。

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
狂い咲きのコブシの花びらには孵化してしまったハラビロカマキリの幼虫の姿あり。
コブシの開花もハラビロカマキリの孵化もまだまだ早すぎるけれど...

撮影日10月12日


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