東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

ミヤマとりに行こう 2

2024年06月25日 | クワガタ
今回は樹液場にいる姿の撮影チャンスを願って、丁寧にルッキングを試みた。すると...

ミヤマクワガタのペア

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
クワガタを観察している時、不思議に思うのはメスだけで見られる事が少なくペアで見られる事の方が多い。どのようにしてこの広い森の中で、オスはメスを見つけているのだろうか?もしかしたらオスは遠くからでもメスのフェロモンを察知できる能力を持っているのかも知れない。オスがメスの上に覆い被さりメスに樹液場を独占させ他のオスに奪われない様に警護する。この行動をメイトガードと呼ぶ。オスのサイズが小型でメスとのバランスがマッチしていない気もするが東京都産のミヤマクワガタだ。

ミヤマクワガタ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
別の樹液場所で発見。オスの新成虫はからだ全体が金色の微毛に覆われている。

オオスズメバチ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
ここにはオオスズメバチが独占。同じコナラでもそれぞれに樹液の味が違うのか?種類によって好みがあるように感る。樹液場にスズメバチがいた場合、オーバーアクションは厳禁!絶対に走って逃げたり騒いだりしない事。そのまま静かにそっと知らないフリをして通り過ぎよう。

今回の採れ高

小型が多いけれど大型はいつ姿を見せてくれるのだろか?全て元いた樹木にリリース。大切な事を書き忘れていた。ミヤマクワガタやカブトムシが好む環境は、適度な伐採と林床の草刈り等、管理がされている里山環境に多く棲み、管理がされていない雑木林には少ない。

撮影日:6月22日


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