東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

沿岸部のチョウ(年明け編)

2024年01月11日 | チョウ
越冬クイズ!!?
この枯葉の固まりにムラサキシジミが隠れているので見つけね!

あたまかくしてはねかくさず。


ムラサキシジミ

こちらは継続観察中の個体。いい場所だよねって思わず言ってしまう、
葉と葉の間で越冬中。ムラサキシジミの越冬場所は必ず枯れた葉。
その様子からある程度、色の識別ができると感じられる。
越冬場所は時間帯により陽が当たり雨が当たらない場所にある枯れ葉を好む。

タブの幼木

何かに食べられたような痕が目立っていて何かいそうな感じがしたので、葉を一枚一枚チェック。
タブの木と言えば...そう、

アオスジアゲハの越冬サナギ

寄生率90%以上だけれど、今のところ大丈夫そう。
この先、腹部に黒いドットマークが出てこない事を願いながら経過観察を楽しみたい。


ホソミイトトンボを探している最中、飛翔する白いチョウが見えたので追いかけると静止して開翅。

それは...

ウラナミシジミ

元旦に見つけて指乗り開翅撮影に成功し、4日にも飛翔を目撃していたけれど、日々、寒さが増しているので、流石にもう見られないだろうと思っていた最中、まだ生きているとは驚くべき生命力!
しかも、翅には全く傷も見当たらない綺麗な個体。ウラナミシジミを良く調べてみると低温期型は成虫で越冬が可能らしいが、いずれ温暖化の影響により東京でも越冬個体が普通に見られるようになるのかも知れない。この調子で年越しのアキアカネに期待していたけれど残念ながら見つからず。

撮影日:1月7日


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