田植え機に乗った元サラリーマン

車中泊旅や探石などを楽しみながら生活の中で感じたこと思ったことなどを気まぐれに書き込んでいます

いわき車中泊探石行-2

2023-03-07 | 石ころ
水石山と小玉川
 道の駅よつくら港5時30分起床、寒さはそれほどでもありませんが風が相変わらず強いです。時折ゴォ~という音と共に吹く突風が車を揺らします。そんな中、外に出て周辺を歩いてみると車はまぁまぁ停まっているんですが、車中泊らしき車は少ない感じです。例によってコーヒー&ホットサンドで朝食を摂り、出発の準備をします。.

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8時30分出発、今日は昨日の湯ノ岳の北側にある水石山を探索です。ここからだと西に向かう感じになります。くねくねとした山間の道を20数㎞進むと9時30分水石山到着です。ここも昨日の湯ノ岳と同様頂上付近まで車で登れますが湯ノ岳より道が狭いです。頂上はキレイに芝生が張られた公園になっていて電波塔がいくつも立っています。

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駐車場からの眺望は抜群、眼下に太平洋がキレイに拡がっています。

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その反対側には広大な阿武隈山地が拡がっています。ところで肝心の石の方なんですが、湯ノ岳と同じく沢らしきところを探したんですが見つかりませんでした。読んだブログには湯ノ岳と同様に沢や岩の間に転がっているとの記述があったんですが、石それ自体が少ない感じです。加えて山が広くてどうにもポイントが絞れません。もう少し探索ポイントの情報をゲットして来ないとダメな感じです。ということで次のポイントに向かいます。

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一旦山を下りて水石山の北側に向かいます。

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夏井川と磐越東線沿いに進むと水石山の北側に出ます。たぶんこれが先ほど登った水石山方面だと思われます。

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ここからさらに高度を上げて行きます。途中に「草野心平記念館」がありました。確か蛙の詩が有名だったような……、今日は休館のようです。

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11時小玉ダム到着です。

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眼下には夏井川沿いの集落が拡がっています。

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さらに上流に向かいます。

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目印の東北電力小玉川第二発電所、落差を利用した発電所なんですが入り口はガッチリ閉じられていて人の気配はしません。

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さらにここから進むんですが、この先は道が狭くなってますので徒歩で進みます。

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2~300mほど進んだ所に橋があります。この先で川に下りられるとブログに書いてありました。

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記述通り川原に下りられるところがありました。石がごろごろ思ったより水量が少ない感じ、探石しやすいです。

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目当ての一つ鉄分を含んだ石は直ぐに見つかりました。持参した磁石が結構な強度でくっつきます。この石は探すほどのことはなく川原にゴロゴロしています。この上流に鉱山があったようです。
(後日調査 劔ヶ峯鉱山 大正時代に採掘開始、戦後休山 産出鉱物 磁鉄鉱・チタン鉄鉱・クローム鉄鉱)

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お目当てのもう一つは水石山周辺から落ちて来る石なんですが、ここも残念ながらそれらしき転石は見当たりませんでした、残念。水石山の変成岩は南側の好間川のに落ちるんでしょうか?

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まぁ残念ですが引き上げることにします。おやっ、ダム湖の奥にトトロが?

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と思ったら「鬼」でした。どうやらこのあたりには坂上田村麻呂がらみの「鬼ヶ城伝説」があり、それにちなんで作られたようです。

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ダム湖のほとりに紅梅、花梅、いや桃かな? よく分かりませんが満開です。花を見ながらコンビニで買った弁当で遅い昼食、思った石は見つかりませんでしたが、天気も良く景色もいいので良しとしましょう。

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まだ14時すぎということで、市内のブックオフに立ち寄り文庫本を仕入れます。今回は道の駅にWIFIがないので夜が長いんです。その後今回のベース道の駅よつくら港に戻ったんですが、相変わらず強い風が吹き続けています。天気予報を見ると風の強さは昨日と同じくらい、う~ん、まぁひっくり返されることはないでしょうがゆっくり出来ないんで場所移動することにします。
20㎞ほど北にある道の駅ならはに移動です。風は北西から吹いていて、西側が切り立った小高い山になっているここはいくらか風を和らげてくれると思ったからです。

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なるべく山沿いに車を停め風を防ぎます。

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相変わらず強い風が吹きまくっていますが、西側の山が防いでくれ車が揺らされることはありません。今日は安心して眠れそうです。食事を終え寝袋に潜り込み文庫本を広げると、「ホウッ、ホウッ」という鳴き声が聞こえてきます。どうやら道の駅ならはの夜の警備員はフクロウのようです。そんな道の駅ならはの夜が静かに更けて行きました。

つづく

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